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【大学野球】関西六大学23年ぶり優勝 大商大1年生スラッガー決勝3点二塁打 3安打3打点MVP 

スポーツ報知 / 2024年6月25日 6時0分

7回2死満塁、先制点となる走者一掃の左中間二塁打を放ち、塁上で喜ぶ大商大・真鍋慧

 決勝が行われ、関西六大学が完封勝利で2001年以来23年ぶりの優勝を果たした。広陵時代に通算64本塁打の真鍋慧(けいた)内野手(大商大1年)が「2番・DH」で出場し、決勝の3点二塁打を含む3安打3打点で最優秀選手賞を獲得。敗れた関西学生は17年からの連覇(20、21年は新型コロナウイルス流行の影響で中止)が5で止まったが、敢闘賞には6回無失点の高木寛斗投手(同大4年)が選ばれた。優勝した関西六大学は、今秋の関西地区大学選手権で1勝すれば明治神宮大会(11月20~25日)出場が決まるスーパーシードを獲得した。

 息詰まる投手戦の均衡を“重量オーバー1年生”のバットが破った。両軍無得点で迎えた7回2死満塁。大商大・真鍋は2球で追い込まれたが、「投手が首を振ったので真っすぐが来そう」と冷静さを失わなかった。2ボール2ストライクからの6球目、狙い通りの直球を左中間にはじき返す。走者一掃の決勝二塁打だ。7回無失点の京産大・野原に勝ち星も届け、「野原さんが頑張っていたので打ててうれしかった」と塁上で両手を掲げた。

 一回りも二回りも大きくなった春だった。春季リーグ戦は打率3割3分3厘、1本塁打で優勝に貢献し、新人賞とベストナインを受賞。大学野球選手権は初戦の中央学院大戦で決勝打を放った。「多く試合に出していただき、全国にも行けて、とてもいい経験になった」。今大会は4長打を含む12打数7安打。ルーキーらしからぬ存在感を見せつけたが「まだまだ頑張らなければならない。各リーグのいい打者を超えられるように」と視線はさらに上を向く。試合前にはプロ注目の大経大・柴崎聖人右翼手(4年)を質問攻め。オールスターならではの交流に、充実の笑顔を浮かべた。

 優勝後には各選手が胴上げされる中、190センチ、98キロの体格を誇る真鍋は、ナインから“拒否”された。上級生からの思わぬ仕打ちに苦笑いを浮かべたが「秋も神宮に行けるように頑張りたい」と決意新た。天井知らずの1年生スラッガーは、さらなる高みへと突き進む。(南部 俊太)

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