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【阪神】岡田彰布監督“ピーピー禁止”珍指令 「練習の時から差されとったら試合で打てるわけないやんか」 

スポーツ報知 / 2024年6月25日 5時0分

阪神・岡田彰布監督

 阪神・岡田彰布監督(66)が24日、リーグワーストのチーム打率2割1分9厘と低空飛行を続ける攻撃陣に“ピーピー禁止令”を出したことを明かした。発令は14日からのソフトバンク3連戦(みずほペイペイ)中。試合前のフリー打撃で打撃投手が投じる緩い球にすら差し込まれ、フェアゾーンに打球を飛ばせない自軍の選手に憤りを募らせた結果だ。

 試合前の練習中は観客席の係員が「ピーピー」と笛を鳴らし、飛んできた打球に当たらないよう注意を促す。岡田監督の考えでは、そこに貧打の原因が凝縮されていた。「外野のピーピーじゃない。差し込まれて右(打者)は一塁側、左は三塁側スタンドのピーピーやで。『何してんねん』て言うたよ。練習の時から差され(振り遅れ)とったら試合で打てるわけないやんか」

 低迷する攻撃陣に対し、ミートポイントを前にする重要性を説き続けてきた指揮官。DeNA戦(甲子園)が雨天中止となった23日はCS放送で日本ハムの練習風景を視聴し、「郡司と万波はみんな前でうまいこと捉えてて。ファウルチップがネットに当たる打球が1球もなかった。大したもんや」と自軍との違いを痛感した。自己ワースト96打席ノーアーチの佐藤輝は「まだ(2軍に)落ちる前の方が良かった、打ち方は」。22日のDeNA戦前の練習でファウルを連発した森下に至っては「怒って」スタメンから外したが、頼みの近本も6月は月間打率1割7分6厘と不振を極める。

 首位の広島を2ゲーム差で追うチームは25日の中日戦(倉敷)に備えてこの日、岡山に移動した。得点力不足の解消は容易ではないが、珍指令が貧打地獄を脱出するきっかけになると、今は信じるしかない。(中野 雄太)

 ◆阪神・岡田監督の珍指令

 ▽アピールするな 昨年11月、高知・安芸の秋季キャンプで平均年齢22・7歳の若虎に約5分間訓示。「今の姿を見せてくれたらええんよ。アピール言うたら、やりすぎてしまうからけがのもと。戦力になるには、何が足らんかを11月で分かれば」と説明した。

 ▽マスコミ&先輩に好かれろ 昨年12月の新入団会見で初対面の新入団選手に阪神の先輩として助言。「マスコミに好かれること」と笑いを誘い、「技術も大事だけど性格も」と先輩に好かれることも厳命した。「愛される選手になる。タイガースでは、それが一番重要。たくさんの人に応援してもらえるように」

 ▽調子悪いと言え 今年5月9日、貧打の攻撃陣に「今の選手は何打席もヒットなくても『調子いいです』と言う」と指摘。「ウソ言うたらあかんわな。言うてくれた方が分かりやすい。調子悪いからヒット出ないと思われた方がええやろ。良くて打てへんなら、使われへんくなるで」

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