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「本当に体力のいる役」広瀬すずが大正時代に実在した愛に狂う女優を熱演…来年公開「ゆきてかへらぬ」主演

スポーツ報知 / 2024年6月26日 7時0分

恋多き女性・長谷川泰子を演じる広瀬すず

 女優の広瀬すず(26)が、来年2月公開の映画「ゆきてかへらぬ」(根岸吉太郎監督)で主演を務めることが25日、分かった。

 大正から昭和初期に女優として活動していた長谷川泰子、「汚れっちまった悲しみに」などで知られ、30歳で早世した詩人・中原中也、文芸評論家の小林秀雄の三角関係と壮絶な青春を描いたストーリー。2人の愛に狂わされながらも、自身の夢と格闘した長谷川を演じた広瀬は「大正というモダンな時代を自由にというか、必死というのか、無謀に駆け抜けた女性でした。本当に体力のいる役でした」と、しみじみと撮影を振り返った。

 メガホンをとった根岸監督にとっては、「ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~」以来、16年ぶりの監督作。松田優作さんと薬師丸ひろ子が共演した「探偵物語」(1983年)や、東京国際映画祭でグランプリを獲得した「雪に願うこと」(06年)などで知られる名匠に、広瀬は「16年ぶりの長編映画と聞いておりましたが、それを感じさせないほど、現場では監督の体力が一番すごかったですね」と感嘆。「根岸監督の映画づくりというものを、この目で見て、体感して、とてもぜいたくでした」とコメントした。

 根岸監督も「今回のすずさんは、奥深いところで役を捉え、まるで泰子という主人公に憑依(ひょうい)したかのようです。誰も見たことのない泰子の『広瀬すず』がここにいます」と初タッグの広瀬を絶賛。「大正から昭和へ移る時代を舞台に、ひとりの女とふたりの男の、奇妙な三角関係と真摯(しんし)で壮絶な青春を描いた作品です。ぜひ、今の時代に青春を送る若者たちに見ていただきたい」と呼びかけた。

 ◆長谷川 泰子(はせがわ・やすこ)1904年、広島生まれ。京都で女優をしていた時に中原中也と知り合い同居。共に上京後、中原の文学仲間であった小林秀雄と出会い、三角関係となる。その後、演出家・山川幸世の子供を出産。中原が名付け親となった。74年、村上護氏の聞き書きによる「ゆきてかへらぬ 中原中也との愛」を刊行。93年、88歳で死去。

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