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お立ち台で涙…トミー・ジョンから復帰の西武捕手 支配下復帰即スタメンで完封リード「1軍で野球するのが楽しい」

スポーツ報知 / 2024年6月26日 5時45分

ヒーローインタビューで感極まる牧野(カメラ・小泉 洋樹)

◆パ・リーグ 西武1―0日本ハム(25日・ベルーナドーム)

 最下位に低迷する西武に、支配下に復帰したばかりの牧野が新風を吹き込んだ。24日夜に「あした判子を持ってきて」と電話で伝えられ、この日の午前中に球団と契約を締結。出場選手登録されると「7番・捕手」で即、スタメン出場した。背番号53に変更となったユニホームは間に合わず「117」のまま臨んだ本番で、5投手をリードして1―0の完封劇を演出した。

 「いい緊張感があった。1軍で野球するのが楽しいと思いました」。遊学館から18年ドラフト5位で入団も22年6月に右肘のトミー・ジョン手術を受けて、23年に育成選手契約。リハビリ中に励まし続けてくれた岡田らへの感謝の思いがこみ上げて、お立ち台では大粒の涙をこぼした。

 3回には中島の二盗も阻止し強肩も見せつけた。渡辺GM兼監督代行は「リハビリは大変だが腐らずやってきた」と目を細めた。本拠では99年8月28日のダイエー戦(西武D)以来、25年ぶりのスミ1勝利で、カード頭の連敗は13、火曜日の連敗は10でストップ。巨人から松原もトレード加入した日、反攻ムードは一気に高まった。(阿見 俊輔)

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