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「こんなにテンポ良く終わったのは初めて」広島・森下が91球の快投&3安打 「神様、仏様」大投手以来の記録達成

スポーツ報知 / 2024年6月26日 5時25分

広島・森下

◆JERA セ・リーグ 広島3―0ヤクルト(25日・マツダスタジアム)

 広島・森下が、わずか91球で2安打無四球無失点と9回を投げ切った。昨年7月12日の敵地・巨人戦以来、本拠では22年8月16日の中日戦以来となった完封。球団で09年の大竹以来15年ぶりとなる「マダックス」。人生初という快投だった。9イニング以上では今季最少球数だった完封に「こんなにテンポ良く終わったのは初めて」と涼しい表情を浮かべた。打っても3打数3安打で、68年の稲尾和久(西鉄)以来、56年ぶりのマダックス&猛打賞達成だ。

 マウンドでのピンチは6回1死二塁の一度だけ。三塁すら踏ませなかった。交流戦ブレイクの影響もあり、中12日で“水曜の男”から、今季ずっと床田が務めてきた6連戦初戦に回った。これまで自身の前日に登板する床田の投球を参考にし、現在リーグ2位7勝の左腕の白星を刺激にしてきた。「自分もそういったことができれば」と流れを作るに十二分の完封だった。

 前日(24日)には、その床田から「“1本は”打っていいよ」と言われていた。打撃でも競い合うライバル。安打数で1本差をつけていたが、5月4日の本拠DeNA戦以来、今季2度目の猛打賞。打率4割2分9厘にまで上昇させて「打てて良かった」と笑った。

 その好敵手に1差と迫る6勝目。今後も投打でしのぎを削り、2位の巨人と阪神に3ゲーム差をつける首位チームをさらに勢いづけていく。(畑中 祐司)

 ◆記録メモ

 ▼…投手の森下(広)が今季2度目の1試合3安打。投手が1試合3安打以上の猛打賞をシーズン2度は、02年ムーア(神)以来、球団では85年川口和久に次いで2人目。

 ▼…完封&猛打賞は10年4月23日横浜戦の中沢雅人(ヤ)以来。100球未満の完封で猛打賞は、68年9月1日近鉄戦の稲尾和久(西鉄=99球)以来。球団で100球未満の完封は、09年10月10日巨人戦の大竹寛(94球)以来。100球未満完封&猛打賞は球団初になる。

 ◆マダックスとは 100球未満での完封勝利を指す言葉。抜群の制球力を誇りメジャー通算355勝を挙げたグレッグ・マダックスが、同様の完封を13度飾ったことにちなんでいる。

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