パリ五輪出場のサッカー男子Ｕ―２３、谷口らＯＡ枠は「０の可能性もある」大岩監督、７月３日の発表まで熟考する方針

Ｕ―２３日本代表の大岩剛監督（カメラ・後藤　亮太）

　今夏のパリ五輪に出場するサッカー男子Ｕ―２３日本代表の大岩剛監督（５２）が２５日、千葉県内で取材に応じ、７月３日のメンバー発表直前まで選考を続けていく考えを示した。初戦のパラグアイ戦（日本時間２５日）まで１か月となったが、発表までＪリーグは２節控えており「最終的な判断は週末の試合まで見て決めていきたい」と慎重な姿勢だった。

　日本代表ＤＦ谷口彰悟（３２）、板倉滉（２７）、ＭＦ遠藤航（３１）、守田英正（２９）、堂安律（２６）らが候補に挙がる２４歳以上のオーバーエージ（ＯＡ）選手の招集についても「当然３人使う可能性もあるし、０の可能性もある。Ｕ―２３の選手たちの成長も間違いなく力強さがある。本当にいい選択をしたい」と話すにとどめた。

　４人のバックアップメンバーは代表には同行せず、入れ替えがあった場合のみ現地で合流する見通し。１９６８年メキシコ市五輪以来の表彰台へ「メダルを取る、決勝に進むということをロードマップで言い続けている。一歩一歩進んでいきたい」と視線を上げた。（後藤　亮太）