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長野が代打で貴重追加点!巨人史上最年長39歳6か月で1500安打達成…25歳で入団、広島経てプロ15年目

スポーツ報知 / 2024年6月26日 5時5分

9回1死二塁、代打・長野が中前適時打を放ち、通算1500安打を達成した(カメラ・相川 和寛)

◆JERA セ・リーグ DeNA2―3巨人(25日・ハードオフ新潟)

 一塁ベース上で長野らしい、爽やかな笑顔が輝いた。駆け寄った大城卓から通算1500安打記念ボードを受け取り、両手で掲げながらファンの大歓声に応えて3度、頭を下げた。「プロに入った頃はね、1500本も打てると思っていなかった。本当にいろいろ支えてもらった球団の方や、ファンの皆さんに感謝したい。新潟で決められて良かったです」。39歳6か月での達成は高橋由伸の36歳3か月を上回り、球団史上最年長での到達となった。

 プロ15年の技と集中力が凝縮された一打だ。2―1の9回1死二塁から山崎伊の代打で打席へ。坂本が2球続けたチェンジアップに下半身を踏ん張り、粘り腰で中前へ運んだ。「伊織が頑張ってたんで何とか援護したかった」と勝利を大きくたぐり寄せた一本。今季13打数5安打、打率3割8分5厘を残す代打で、メモリアルな一打を刻んだ。

 日大4年時の06年、社会人・ホンダ2年目の08年に他球団からドラフト指名も入団に至らず、09年ドラフト1位で25歳で巨人入り。4年在籍した広島で174本、巨人で1326本を積み重ねた。筑陽学園時代の恩師・江口祐司監督(61、現在は山口・桜ケ丘監督)は「最初のドラフトでプロ入りしていたらこれが『2000本』だったかもしれない。でも、カープでベンチスタートも含めてたくさんの経験をして。そして戻ってきたジャイアンツで達成できたことが粘り強くて彼らしい大きな価値がある」。愛情あふれる言葉で偉業をたたえた。

 チーム最年長の今も、鍛錬は怠らない。ビジターではチームバスに先駆けて球場入りすることもしばしば。ストライクゾーンを9分割し、直球をイメージして各ゾーン3スイングずつを1セットに素振りをする。今季は直球に対して27打数9安打で打率3割3分3厘と、結果に結びつけている。

 現役時代から苦楽をともにしてきた阿部監督は「ちょっと遅いかなと思ったけどね」と冗談めかしつつ「素晴らしい記録。1本でも多く、またチームのために打ってほしい」と、指揮官と選手として共闘する背番号7にエールを送った。「とりあえず1501本目指して頑張ります」と長野はこれからも、チームを勝利に導く一打を刻んでいく。(内田 拓希)

 ▼G長野1500安打 巨人・長野久義外野手(39)が25日のDeNA9回戦(新潟)の9回に坂本から中前安打を放ち、プロ野球138人目の通算1500安打を達成。39歳6か月での達成は山崎武司(楽)の40歳8か月、緒方孝市(広)の40歳5か月に次いで3番目の年長記録。

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