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【高校野球】帯広に怪物左腕 ノーノーあと1人22K 帯広農・渋谷純希「上のレベルで野球をしたい」

スポーツ報知 / 2024年6月26日 6時0分

プロ注目左腕の帯広農・渋谷(5月8日撮影)

◆第106回全国高校野球選手権北北海道大会十勝地区予選 ▽Bブロック1回戦 帯広農4―0帯広緑陽(25日・帯広の森)

 3年ぶりの夏の甲子園出場を目指す帯広農が、プロ注目左腕・渋谷純希(3年)の快投で帯広緑陽に勝利し、十勝地区代表決定戦進出を決めた。9回2死までノーヒットノーランを継続する1安打22奪三振と圧巻の完封勝利だ。

 9回2死。打球が二遊間を抜け、初の「H」ランプがともっても渋谷の表情が変わることはなかった。「自分の役割は0に抑えることだけ」。大記録達成は逃しても冷静に最後の打者を遊ゴロに仕留め、138球を投げ抜いた。

 スタンドから複数球団のスカウトが熱視線を送る中でも、平常心で左腕を振った。序盤3イニングで早くも7K。「狙っていたわけではないけれど、ストレートの走りがよかった」と、4回2死から8者連続もマーク。181センチ、88キロ、足のサイズ31センチの体から最速143キロを誇る直球でグイグイ押し込み、北北海道大会地区予選の1試合最多記録にあと1つと迫る22三振を積み重ねた。

 昨春左肘を痛めた影響で公式戦初登板は今春。無名だったが、6月の練習試合で強豪・北照から9回20奪三振を記録するなど、夏を前にドラフト候補に急浮上した。大学進学のほか、プロ志望届提出も視野に入れており「上のレベルで野球をしたい思いはある。(次も)自分の投球をするだけ」。次戦は昨秋道4強の帯広大谷戦。酪農王国・十勝が生んだ“北のドクターK”は、強敵相手に自らの実力を証明する。

 ◆渋谷 純希(しぶや・じゅんき)2006年11月25日、帯広市生まれ。17歳。帯広豊成小3年時に豊成ファイターズで野球を始める。帯広南町中では軟式野球部でプレー。帯広農では1年春からベンチ入り。好きなプロ野球選手はパドレス・松井裕樹。家族は両親、妹と帯広農で21年夏の甲子園出場の兄・悠稀さん。181センチ、88キロ。左投左打。

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