河合優実が「あんぱん」で朝ドラ初出演！ヒロインオーディション参加からのオファー「圧倒的な芝居力と天真爛漫さ」

朝田蘭子役で「あんぱん」に出演する河合優実（Ｃ）ＮＨＫ

　女優の河合優実（ゆうみ、２３）が、２０２５年前期のＮＨＫ連続テレビ小説「あんぱん」（月～土曜・午前８時）で朝ドラに初出演する。２６日にＮＨＫが発表し、ドラマの制作統括は河合がヒロインオーディションに参加したことを明かし、「キャラにピッタリだと感じオファーさせていただきました」とコメントした。

　今年放送のＴＢＳ系ドラマ「不適切にもほどがある！」で脚光を浴びた河合が、さらなる飛躍を遂げる。河合が演じるのは、主人公・朝田のぶ（今田美桜）の妹で、３姉妹の次女である朝田蘭子役。まじめで器用なしっかり者で、誰が何を考えているかを察して的確な行動をする…というキャラクターだ。

　今回が朝ドラ初出演の河合は「毎朝テレビから流れている１５分間の家庭の景色をすごく思い起こさせます。皆で朝ご飯を食べながらなのか、一人でバタバタ準備しながらなのか。そうやってドラマがみなさんの日常が繋（つな）がっていることを実感しながら取り組めることが、とっても良いことだなと思います」と想像。そして「こんなにも長く広く愛され続けてきた『朝ドラ』の世界には、なにか特別な力が宿っているはず…初めてのことに胸躍らせながら撮影を過ごしたいです」と心境を明かした。

　制作統括の倉崎憲氏は河合の起用についてコメント。ヒロイン３姉妹の三女・朝田メイコを演じる女優の原菜乃華も朝ドラ初出演となったが、倉崎氏は「河合優実さんと原菜乃華さんはヒロインオーディションにもご参加いただき、圧倒的な芝居力と天真爛漫（らんまん）さで、次女と三女のキャラにピッタリだと感じオファーさせていただきました」と明かした。

　今回発表された追加キャストは７人。ヒロイン・のぶの父である朝田結太郎役は加瀬亮、母の朝田羽多子役は江口のりこ。その娘で次女の朝田蘭子役が河合優実、三女の朝田メイコ役が原菜乃華。のぶの祖父・朝田釜次役が吉田鋼太郎、その妻で祖母にあたる朝田くら役が浅田美代子。釜次の弟子である原豪役は細田佳央太に決まった。

　同作は国民的キャラクター「アンパンマン」を生み出した漫画家・やなせたかしさん（２０１３年死去、享年９４）と妻の小松暢（のぶ）さん（１９９３年死去、享年７５）夫妻をモデルにした物語。昭和初期の高知で、１個のあんぱんをきっかけに出会ったヒロイン・朝田のぶと、父を亡くして親戚に引き取られた柳井嵩（たかし）の生涯を描く。

　脚本は「ドクターＸ」などで知られる中園ミホ氏が担当。朝ドラは１４年度前期「花子とアン」に続き２作目となる。ヒロインの今田美桜は、東京制作の朝ドラとしては２０１８年「半分、青い。」の永野芽郁以来、７年ぶりのオーディションで選ばれた。今田の夫役を務めるのは、「ＤＩＳＨ／／」のメンバーで俳優の北村匠海。

　◆河合　優実（かわい・ゆうみ）２０００年１２月１９日、東京都生まれ。２３歳。１９年に映画「よどみなく、やまない」で女優デビュー。２０年に「喜劇　愛妻物語」、２１年に「サマーフィルムにのって」「由宇子の天秤」に出演し、２３年の「少女は卒業しない」で長編映画初主演。今年放送されたＴＢＳ系ドラマ「不適切にもほどがある！」で脚光を浴びた。今月７日に主演映画「あんのこと」が公開。今月２８日公開のアニメ映画「ルックバック」で声優を務める。身長１６６センチ。