八村塁＆渡辺雄太 パリ五輪に向けた代表候補入り “史上最強日本”で歴史変える８強入りへ

　日本バスケットボール協会は２６日、ＮＢＡレイカーズの八村塁、今季グリズリーズでプレーした渡辺雄太がパリ五輪に向けた日本代表活動に参加することを発表。パリ五輪の候補と、７月５、７日に東京・有明アリーナで開催される韓国との強化試合の候補メンバー入りした。２１年９月に“ホーバスジャパン”発足後、八村は初めての代表活動となる

　八村は今季ＮＢＡ終了後にはパリ五輪に向けて「僕もこれからどうするか決める」と明言していなかったが、「大きな大会で強いチームと戦えるのはいいこと。チームとして勝つというのもあるが、ＮＢＡに入ろうと思っている若い選手たちに刺激を与えられるようにやっていきたい」と語っていた。

　一方の渡辺雄太は今季、ＮＢＡで日本人最長６季目を終えた。シーズン終盤、試合に出ることはなかったが、「この夏五輪があるところで、休んでる暇は自分にはなかった。そういう意味で過去最高の体を作ることを目標に頑張っていた」と渡辺。昨夏は自らの“代表引退”を懸けてＷ杯に臨み、強いリーダーシップで日本をけん引。４８年ぶり自力での五輪出場権を獲得し「死ぬまで代表やります。死ぬまで日本代表です。僕は」と語っていた。

　日本はパリ五輪で１次リーグＢ組に入り、７月２７日にＷ杯王者のドイツ、７月３０日に開催国のフランス、８月２日に世界最終予選の勝利国と戦う。日本代表のトム・ホーバス監督は、「グループフェーズ（１次リーグ）を突破したい。第２ラウンドに行きたい」と８強入りを目標に掲げる。　八村についてはかねて「塁は素晴らしい選手。（レイカーズでも）トランディションバスケをやっていて、塁も良く走る。（日本代表のバスケスタイルに）すごくピッタリ合うと思う」と共闘を心待ちにしていた。