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【高校野球】北北海道からまた怪物候補!旭川実の田中稜真が6回完全!ロッテ21年育成ドラ1の兄も「少し羨ましい」

スポーツ報知 / 2024年6月27日 5時30分

旭川実・田中稜真

◆第106回全国高校野球選手権北北海道大会旭川地区予選 ▽Aブロック2回戦 旭川実9―0旭川南=7回コールド=(26日・旭川スタルヒン)

 北北海道から連日の怪物候補参上だ。2010年以来の夏の甲子園出場を狙う旭川実の最速151キロ右腕・田中稜真(3年)が旭川南戦に先発し、6回パーフェクトで11者連続を含む15奪三振で降板。同じ北北海道の十勝地区予選で25日に22奪三振を記録した帯広農・渋谷純希(3年)に負けじと、完全投球で旭川地区代表決定戦進出を決めた。

 北のNO1はオレだ―。ロッテの育成右腕・田中楓基を兄に持つ右腕が、そう言わんばかりの投球を披露した。「空振りのとれる選手を目指したい」というプロ注目の怪腕が、甲子園出場経験がある古豪を相手に18アウトのうち15個を三振で奪う離れ業をやってのけ6回を打者18人で料理。出塁すら許さない圧巻78球で高校野球最後の夏をスタートさせた。

 気温は15度前後。この時期としては肌寒い天候でも、直球と決め球のスライダーのキレは抜群だった。1回の先頭からいきなり空振り三振を奪うと、2回1死から5回まで11人連続K。全40スイング中、バットに当たったのは14回と、空振り率65%で完璧に封じた。

 昨秋までの最速147キロだったが、1日7食の食トレ効果もあり、5月に151キロを計測。ロッテでプレーする兄の高校時代の最速を春の時点で1キロ上回った。「兄と同じステージに行くには今年、結果を出さないといけない」。尊敬する兄が届かなかった甲子園出場で正真正銘の“兄超え”を果たし、道内NO1投手であることを証明する。

 ロッテ・田中楓基投手「親から連絡があって、ビックリしました。いつの間にか成長したなあ、と。ウチは3人兄弟で、弟はどちらかというと自分より(田中楓の)3つ上の兄とよく遊んでいたイメージです。3人とも野球をやっていて、兄は就職をしたのですが、みんなで応援をしています。面白いことも言いますが、真面目な弟です。ピッチングは本格派で闘志むき出しに投げる感じで、自分とは違うスタイルなので少し羨ましいです。自分もすごく刺激になります。自分も一日でも早く支配下登録をしていただけるようにアピールしていきます」

 ◆田中 稜真(たなか・りょうま)2006年10月8日、宮城・石巻市生まれ。17歳。旭川新富小1年時に新富野球少年団で野球を始める。旭川明星中では旭川大雪ボーイズでプレー。旭川実では1年夏に背番号18で初めてベンチ入りした。好きな言葉は「習慣勝負」。好きなプロ野球選手は今井(西武)。178センチ、80キロ。右投右打。家族は両親と兄2人。

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