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「抑えは考えすぎるとパフォーマンスができなくなる」元ロッテ守護神が教え子の球団最多228セーブを祝福

スポーツ報知 / 2024年6月27日 5時5分

小林雅英氏

◆パ・リーグ ロッテ4―1楽天(26日・ZOZOマリン)

 ロッテの益田直也投手(34)が26日の楽天戦(ZOZO)で3点リードの9回を3者凡退で締め、球団最多の228セーブ目をマークした。今季10セーブで小林雅英が持つ227セーブの球団記録を更新。13年目で50試合登板を下回ったのはわずか1年だけという鉄腕の好投もあり、チームも連勝で2位をキープした。投手コーチとして益田を指導した小林雅英氏(50=現エイジェック投手総合コーチ)が、まな弟子の快挙を祝福した。

 * * *

 「幕張の防波堤」の異名を取った小林氏は、ロッテ投手コーチ時代(15~18年)の教え子の快挙を「長く(マウンドに)立てるのはチームのおかげもありますけど、自身の野球に取り組む姿勢の成果でもある。すごいこと」とたたえた。

 当時、益田ら救援陣には技術的な指導だけでなく、「10回成功しても1回の失敗が話題になるポジション。考えすぎると、パフォーマンスができなくなる」と説いた。「僕も(現役時代)『失敗がこんなに話題になる人間は世の中なかなかいないよ』という言葉で少し肩の荷が下りた」。日本一に輝いた05年には薮田、藤田と勝利の方程式「YFK」を形成し、史上初(当時)の7年連続20セーブを達成するなど、長年クローザーを務めた自身の経験則からだった。

 守護神となった益田の成長に「僕が携わってる頃は年齢も若く、少し子供っぽいところが言動にもあった。大人になったのかな」と感慨深げだ。名球会入りの条件となる250セーブにも残り22。小林氏は「上には上がいて、岩瀬なんて400セーブ以上。僕の記録は大したものではないので、通過点にしてほしい。『無事これ名馬』とある通り、けがをせずに長いこと野球ができるのが一番です」とエールを送った。(竹内 夏紀)

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