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巨人「救世主」ヘルナンデスの活躍は本物か…高木豊氏「サクセスストーリーは続くと思うよ」理由はコンパクトな打撃にあり

スポーツ報知 / 2024年6月27日 5時10分

ヘルナンデス

 ヘルナンデスが来なかったら、と思うとゾッとするよね。率も残せて、出塁の意識が高く、走力もある。今は3番だけど、1、2番でも、4番だって打たせられる。こんなに使い勝手のいい選手はいない。

 テクニック面で言えば、非常にコンパクトな打撃をする。無駄のないフォームから、バットを「強く」ではなく「速く」振れる。強さは力みにつながるが、速さはリラックスから生まれる。お手本になる打ち方だ。コンパクトゆえに、外角のボールになる変化球にも手を出さない。ソフトバンクにいたグラシアルの好調時の姿に重なるね。

 助っ人の成功、失敗を左右するのはまずは性格。チームの雰囲気、日本の環境に溶け込める柔軟さがあったんだろう。プレーも冷静で、過度に感情的にならない。

 彼に限って言えば、“助走期間”がなかったのが、よかったんじゃないか。キャンプから合流した助っ人は意外と話し相手がいなくて、孤独を感じたりする。周囲の期待は高まる一方でそれに惑わされることもある。ヘルナンデスは、雑音が耳に入る間もなかった。

 坂本がいたとしても重要な存在だし、不在になればなおさらだ。ここからは欲との戦い。「もっとホームランを打ちたい」とかね。このままのスタイルを貫ければ、サクセスストーリーは続くと思うよ。(スポーツ報知評論家・高木 豊)

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