川崎ＭＦ大島僚太「長かった。大変な１年だった」 大ケガから約１年ぶり公式戦復帰に大歓声

大島僚太

◆明治安田Ｊ１リーグ▽第２０節　川崎１―１湘南（２６日・Ｕ等々力）

　川崎の元日本代表ＭＦ大島僚太が負傷離脱から約１年ぶりに公式戦復帰した。

　背番号１０がピッチに帰ってきた。３１歳の大島は今季初めてベンチ入りし、１―１の後半３５分に途中出場。「楽しさもありつつ、いろんな感情はあった」。２万７２０人が集結した客席から割れんばかりの大歓声があがった。

　Ｊ１通算２５０試合出場となった一戦。ボランチのポジションで華麗なボールタッチ、縦パスなど存在感は健在だった。一方で勝ち越し点は奪えず、試合はは引き分け。「ホームだし、後半戦の一発目なので勝ちきりたかった」と振り返った。

　大島は昨年７月８日のホーム・横浜ＦＣ戦で出場はなかったが、右下腿三頭筋肉離れを負い、長期離脱。その後、リハビリ中に別の箇所に違和感が出るなど、回復に時間がかかっていた。「長かったです。手術はしてないけど長かったです。けっこう大変な１年だった。今後につなげられる時間にできたらと思う」。シーズン後半戦で上位浮上を狙うチームに貢献するため、大きな一歩を刻んだ。