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【高校野球】掛川西・増井俊介 卓球部に入るつもりが監督が説得、大型右腕に成長…全国高校野球選手権静岡大会・話題校紹介

スポーツ報知 / 2024年6月27日 10時2分

掛川城をバックに甲子園出場を誓う掛川西ナイン(カメラ・里見 祐司)

 掛川西は増井俊介(3年)に注目だ。186センチ、95キロの巨体を誇る右腕投手。投内連係の守備練習では、130キロ台中盤の重い速球を投げ込み、マウンド前に転がった緩い打球に猛然とダッシュ。軽快なフットワークでさばいてみせる。2年春から主戦を務める高橋郁真(3年)に「追いつき、追い越したい」とライバル心を燃やしている。

 入学時は別の道に進む予定だった。小1から野球を続けてきたものの、県屈指の進学校に合格するため、中学の部活引退後は勉強一筋。すっかり体力が落ちてしまい、4月に体験入部した際に「レベルが高い。ついていけない」と諦めた。中学時代に遊びでやってみて楽しかった、卓球部に入るつもりだった。

 だが大石卓哉監督(44)に説得され、「最後は自分で決めなさい」と言われて「どこまでやれるか試してみたい」と心を決めた。毎日の厳しい練習に必死で食らいつくうちに体も強くなり、脂肪も筋肉に変わった。2年夏の県大会で公式戦初登板。山下陸人主将(3年)は「入学時とは別人です。気持ちも強くなり、頼もしい投手になった」と成長を認める。

 一番の強みは抜群の制球力。「四球で崩れることがない」と監督は褒める。目標は甲子園。入学時から励まし、支えてくれた仲間と一緒に勝ち進む。「チームを勝たせるピッチングをしたい」と増井は全力投球を誓っている。(里見 祐司)

 〇…最速138キロの直球と鋭いスライダーを操る右横手投げの高橋も、増井の実力を認めている。「入学時は弱音をはいていたのに、いつの間にか前を走るようになった。増井がいなかったら今の自分もいません」。負けられない!という思いで練習を重ね、成長することができた。「でもエースの座は譲れない」とライバル心をのぞかせた。

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