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横峯さくらが69で暫定7位と好発進 夫から「戦えていない」と言われ一念発起

スポーツ報知 / 2024年6月27日 14時54分

1番、ティーショットを放つ横峯さくら(カメラ・今成 良輔)

◆女子プロゴルフツアー 資生堂レディス 第1日(27日、神奈川・戸塚CC=6697ヤード、パー72)

 ツアー23勝の横峯さくら(エプソン)が3バーディー、ボギーなしの69で回り、暫定7位と10年ぶりの優勝へ好発進を決めた。3番で5メートルを沈めてバーディー先行。続く4番では残り117ヤードを48度ウェッジで30センチにピタリ。12番でも1・5メートルのバーディーパットを決めて、3アンダーで初日を終えた。「パーパットも決めることができて、ノーボギーだったのがうれしい」と今季2度目の初日60台をマークし、上々の滑り出しとした。

 第1回リランキングで37位と中盤戦の出場権を得た。だが、それで満足することなく上のステップを目標とする。「試合に出られることはうれしいが、そこを目指しているわけではない。シードを取りたい」と強い思いを口にした。3週前の宮里藍サントリーレディスからは、コースからホテルに向かう車中でゴルフの話をしなくなった。「悪いときは(ゴルフのことが)頭の片隅にあって、休もうと思っても休めていなかった」。今ではそれがなくなり、オンとオフのメリハリをつけている。

 今季は3歳の息子・桃琉(とうり)くんもツアーに帯同。JLPGAの託児所を利用しながら転戦している。以前までは母親とアスリートとの切り替えができず、夫の森川陽太郎キャディーからは「戦えていない」といわれることもあったという。「客観的に見たときに戦えていなかった。そこから切り替えができるようになった」と一念発起。ティーオフ直前まで愛息と時間をともにすることにより、線引きができていなかったが「このシビアな世界で絶対にやっちゃいけないこと」と、再びプロとして試合に向き合うことができるようになったという。

 今週は4日間大会で、メルセデス・ランクポイントの配分も大きくなる。シード復帰へ上位フィニッシュを目指す。「明日は5アンダーを目指していきたい」と、この日よりも好スコアで優勝争いを繰り広げる。

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