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5季連続最多勝&通算83完封は現在もNPB記録 沢村栄治と並ぶ巨人黎明期の大投手 旭川には球場も

スポーツ報知 / 2024年6月28日 6時5分

 創立90周年を迎えた巨人。巨人での出場試合が多い野手、投手を中心に記録にも記憶にも残る歴代の「偉人」を紹介します。第50回はスタルヒン。

  * * *

 ビクトル・スタルヒンは、沢村栄治と並ぶ黎明(れいめい)期の大投手だ。1916年5月1日、ロシア生まれ。17年のロシア革命で日本に亡命、旧制旭川中から36年に入団した。191センチの長身から繰り出す速球にシュート、ドロップを武器に37年秋から40年まで5季連続最多勝に輝いた。38年秋に投手5冠王。39年はシーズン42勝を挙げ、また4本のサヨナラ安打を放つなどバットでも活躍し、MVP。翌40年も38勝、2年連続でMVPとなった。

 一方で戦局が悪化、軍部からスパイ容疑を掛けられたこともあり、40年から44年は登録名を「須田博」にするなど苦労もあった。それでも39年に通算100勝に到達して以降、46年に200勝、55年に300勝といずれも史上初の記録となっている。

 シーズン42勝は61年の稲尾和久(西鉄)と並ぶタイ記録だが、5季連続最多勝と、通算83完封は現在もNPB記録として君臨している。

 46年のパシフィックなど3球団に移籍後、55年に引退。57年、交通事故により死去した。60年、最初の競技者表彰者として殿堂入り。84年、功績と栄誉をたたえ、旭川市営球場がスタルヒン球場と命名された。

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