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レッドブル、J3大宮の経営参画へ 既に選手・チーム関係者に伝達済み 来年株式過半数取得の見通し

スポーツ報知 / 2024年6月28日 2時0分

2月、得点を決め喜ぶ大宮イレブン

 エナジードリンクの販売を世界的に展開するレッドブル社(本社・オーストリア)が、J3大宮アルディージャに対し経営の参画に動き出していることが27日までに分かった。

 同社は、かつて日本代表MF南野拓実が在籍したオーストリア1部レッドブル・ザルツブルク、ドイツ1部ライプチヒやブラジル1部のレッドブル・ブラガンチーノなどの経営に携わっている。関係者によると、日本での初参入先として複数の候補から大宮に絞って経営参画に向けた準備を進めており、27日までに大宮の選手・チーム関係者にも伝達された。今後は大宮を運営するエヌ・ティ・ティ・スポーツコミュニティ社とレッドブル社が共同で合弁会社を設立するなどして段階的に株式を取得し、来年には過半数の取得を目指す見通しという。

 Jリーグは外資系企業の参入を認めており、J1横浜Mはイングランド・プレミアリーグの強豪マンチェスターCなどを運営するシティー・フットボール・グループに株式を譲渡している。レッドブルが参画した際はクラブ名やクラブカラーを変更する可能性があるが、その場合はJリーグの承認が必要。同社はザルツブルクなどクラブ名に社名を入れていることで知られるが、Jリーグは93年の創設時から認めておらず、今後議論に発展する可能性もある。

 大宮は69年に大宮市(現さいたま市)を拠点に創設され、99年にJ2に参戦。クラブ初のJ3を戦う今季は13勝4分け1敗で首位を独走している。J2復帰を目指す来季に向け、外資企業とタッグを組んで新体制の構築を進めていきそうだ。

 ◆レッドブル社とスポーツ サッカーだけでなく、モータースポーツ、クライミングなどのエクストリームスポーツ、eスポーツなどのスポンサー活動やイベント開催に積極的。2005年からF1に参戦しているレッドブル・レーシングは22、23年と2年連続でコンストラクターズ(チーム)タイトルを獲得した。スケートボードやスキージャンプ、サーフィンなどの選手とも契約している。

 ◆レッドブル社 東アジアの機能性飲料にインスピレーションを受けたオーストリア人のディートリヒ・マテシッツ氏(2022年死去、享年78)が1984年に設立。87年にエナジードリンク・レッドブルを発売。現在、世界NO1シェアを誇り、2023年は121億3800万本を販売。グループ売上高は10兆5540億ユーロ(約1811兆6337億円)。

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