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【大学野球】東農大が31年ぶり1部昇格…主将“有言実行”今季2部昇格から即

スポーツ報知 / 2024年6月28日 6時15分

1部昇格を果たし、歓喜する東農大ナイン

◆東都大学野球春季リーグ1、2部入れ替え戦 第3日 ▽東農大12―1駒大(27日・神宮)

 2部1位の東農大が1部6位の駒大に圧勝し、93年秋以来の1部昇格を果たした。1回に犠飛で1点を先制し、2回には主将・和田泰征(4年)の3点三塁打などで大量5得点。その後も着実に加点し、エース・長谷川優也(4年)が1失点で危なげなく完投した。今季2部に上がったばかりの東農大は、リーグ戦を制覇し、入れ替え戦も突破する快挙を達成。一方の駒大は、今季1部に復帰しながら2部へ逆戻りとなった。

 大学のイメージカラーである深緑のユニホームをまとった選手たちが、マウンド後方で歓喜の輪をつくった。長く閉ざされていた1部への道。主将として新たな歴史をつくった和田は「ここを目指してやってきた。うれしいのひと言です」と喜びをかみしめた。

 初戦で6回無得点に封じられた駒大のエース・高井駿丞(しゅんすけ)を、立ち上がりから攻めた。2回までに6得点。「最後は気持ち。ひとつのボールに食らいつきました」と和田はうなずいた。放った7安打のうち5本がセンターから逆方向へのものだった。

 固定観念を捨てた。3部に落ちた昨秋、22年に就任した北口正光監督(57)は、当時3年の和田を主将に抜てきした。「試合に出ていたのは、ほとんど3年生。4年生に引っ張ってもらうのは酷だと考えました」。和田は「まず秋に勝って2部に上がり、そこで優勝して1部へ。(卒業まで)チャンスは1回しかない」と言い続けチームをまとめてきた。

 「すぐ1部に上がって神宮大会に出ることを、今年の目標に掲げています。まだ中間地点ですが、いい方へ向いていると思う」と指揮官は手応えを口にした。31年ぶりに神宮へ戻ってくる緑の軍団は、“寄り道なしの下克上”へ心一つに戦い続ける。(浜木 俊介)

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