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「決して簡単なグループではない」石川祐希“死の組”回避も米国、ドイツ、アルゼンチンを警戒…パリ五輪1次L組み合わせ決定

スポーツ報知 / 2024年6月28日 5時0分

厳しい表情を浮かべる石川

 パリ五輪のバレーボール男子1次リーグ(L)組み合わせ抽選が27日、ポーランドのウッチで行われ、世界ランキング2位の日本は、同5位の米国、8位のアルゼンチン、11位のドイツとC組に入った。イタリアなどと同居する最悪の“死の組”は回避したが、五輪3度金の米国を筆頭に、力の差がない組に入った。

 五輪金メダルロードは決して楽ではない。日本は米国、アルゼンチン、ドイツとの難敵ぞろいのC組に入った。主将の石川は「決して簡単なグループではない。どのチームも力を持っているので気は抜けない。目標は五輪でメダルを獲得。そこだけを見て練習」と協会を通じてコメント。フィリップ・ブラン監督(64)も「最悪な相手とも簡単な相手だとも思っていない。メダル獲得が我々の夢」と決意した。

 ランクで下位の米国は、五輪で3度の金メダル獲得を誇る。過去対戦成績は75勝137敗と日本は大きく負け越している。NLで20年ぶりに3―0で倒したが、相手は主力を除いた布陣で実力は測れない。アルゼンチンは東京五輪銅。ドイツは昨秋の五輪予選でイタリア、ブラジルを破った難敵だが、1次L突破へ向けて倒さないといけない相手になる。

 「ドイツとアルゼンチン、この2チームとの対戦は非常に重要。(ドイツは)非常に力のあるチームなので、気を引き締めて臨みたい」と石川。指揮官も「アルゼンチンとドイツに勝つことが重要になるだろう」と思い描いた。決勝T以降の戦いを見据えても、上位2つに入ることが望ましい。

 1972年ミュンヘン大会以来となる金メダルが期待される中、1次Lからいずれも気が抜けない戦い。左足首負傷の藍が回復し、本番では“最強布陣”をそろえることも重要で「毎試合、全力でベストパフォーマンスを出せるように」と石川主将。一戦必勝で戦い抜く。

 ◆米国 世界ランク5位。出場16回。五輪最高成績は金メダル(84年、88年、08年)。過去の対戦は日本の75勝137敗。攻撃陣の中核を担うのが198センチの若きエース、トリー・デファルコ。セッターのミカ・クリステンソンを中心に、攻守で組織的な戦い方を見せる。

 ◆ドイツ 世界ランク11位。出場5回。五輪最高成績は銀メダル(72年)。過去の対戦は日本の17勝19敗。五輪予選ではイタリア、ブラジルなどを倒し、7勝無敗で切符を獲得。強打のジョルギ・グロゼルがおり、リベロのユリアン・ツェンガーも実力者。強力なサーブで崩し、試合の主導権を握る。

 ◆アルゼンチン 世界ランク8位。出場9回。五輪最高成績は銅メダル(88年、21年)。過去の対戦は日本の32勝30敗。イタリア1部で活躍するミドルブロッカー(MB)のアグスティン・ロセルが脅威。ブルーノ・リマは東京五輪のベストスコアラー。高さのあるブロック、MBのクイック攻撃の質が高い。

 ◆五輪1次L突破条件 各組で総当たり戦を実施。各組上位2チームは突破確定。さらに各組3位のうち勝敗や勝ち点、セット数などで競う総合成績で上位2チームを加えた計8チームが決勝Tに進む。進出した各組1、2、3位グループ内でそれぞれの総合成績により、決勝T1回戦となる準々決勝の組み合わせが決まる。1位突破組の成績最上位は、3位突破の2位と対戦する。

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