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王貞治、長嶋茂雄、原辰徳よりも若く岡本和真が巨人最年少のメモリアル弾

スポーツ報知 / 2024年6月28日 5時0分

8回無死一塁、岡本和真が左越えに13号2ランを放つ(カメラ・堺 恒志)

◆JERA セ・リーグ DeNA5x―4巨人=延長10回=(27日・横浜)

 巨人・岡本和真内野手(27)がDeNA戦で一時試合を振り出しに戻すメモリアル弾を放った。3点を追う8回に1点を返し、なおも無死一塁から左翼席中段に13号同点2ランを放った。王貞治、長嶋茂雄、原辰徳に次ぐ球団4人目の4番での200本塁打に到達。この一発で39打点でリーグトップに立った。4番の一振りで、試合は延長戦に突入したが、10回にケラーが宮崎に一発を浴びてサヨナラ負け。勝率は再び5割となり、4位に転落した。

 完璧な手応えだった。フェンスオーバーを確信した岡本和の視線は、G党が集う左翼席に移っていく。左翼席上段へ弾丸ライナーが突き刺さると珍しく、少しだけ頬を緩めた。外野手が一歩も動けない特大弾は、球団史上4人目となる4番での200号。王貞治、長嶋茂雄、原辰徳に続くメモリアルアーチを「そういう方々に比べればまだまだですけど。これからも打てるように頑張ります」と謙虚に振り返った。

 2点ビハインドの8回無死一塁。内角低め153キロを、手元に呼び込んですくい上げた。リーグトップのヤクルト・村上に1本差と迫る13号。そのうち11本は、同点かビハインドの場面で飛び出している。阿部監督は「いいきっかけにしてもらいたいですね。やっぱり和真が打てばこうやって点が入るし。一人で背負うものは大きいですけど、継続してもらいたい」。勝利にこそ結びつかなかったものの、主砲の役割を果たした背番号25に最敬礼した。

 27歳11か月での4番通算200号到達は、長嶋茂雄の32歳5か月を更新する球団最年少記録。長嶋さんには5月27日に都内の大部屋で約40分間の素振りを指導してもらって復調につなげた経緯がある。

 その素振りに同行していた矢野打撃コーチが2人の様子を携帯で撮影し、動画を阿部監督に送信。今月4日、ミスターが東京Dを激励に訪れると、阿部監督が「動画を見ました。いい音が聞こえました。ありがとうございます。あのビュンっていう音ですね!」とミスターにお礼を言うと、長嶋さんは「彼は何も直すところがないよ」と太鼓判を押した。岡本和は「いつでもそのスイングに戻れるように」と当時の動画を何度も見返し、不調に陥ったときに修正するための原点となっている。

 チームは延長10回サヨナラ負けで4位に転落。それでも、8回に3点差を追いついたことは好材料だ。18年6月2日のオリックス戦(京セラD)で初めて4番に座り、初打席で本塁打。そこから4番打者として800試合に先発している主砲は「それが当たり前でやっているので。全うできるように頑張ります」。主砲がこれからも巨人を先頭でけん引していく。(内田 拓希)

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