【オリックス】ソフトＢの３タテ阻止…中嶋聡監督「こんなんで終わる選手たちじゃない」浮上へ手応えアリ

ソフトバンクに勝利して、宮城大弥（右）とタッチをする中嶋聡監督（カメラ・義村　治子）

◆パ・リーグ　オリックス３―１ソフトバンク（２７日・京セラドーム大阪）

　オリックス・中嶋聡監督は「こんなんで終わるような選手たちじゃない、と思っていますんで」と巻き返しへ決意を新たにした。初回に３点を先制し、エース・宮城が６７日ぶりの復活勝利を挙げる理想的な展開。首位・ソフトバンクとの同一カード３連敗を阻止し「やられっぱなしで終わるわけにはいかない。どういう形で（借りを）返していくのかな、と思っていた」と満足げだった。

　右足首痛から復帰した１番・福田は初回にヘッドスライディングで遊撃内野安打。「普通に走ってもセーフなんですけどね…」とイジった。デビューから２３試合連続無失点のプロ野球記録を逃した新人・古田島にも触れ「ダメだな、あいつは。（打者）１人（の起用）だな…（笑い）。なかなかできることじゃない。これからどんどん、抑えていけばいい」と冗談交じりに開幕からの奮闘をたたえた。

　早ければ２８日にも自力優勝の可能性が復活。「もちろん、そう思っているはずなんで。悔しい思いをしているメンバーもいるし、また全員でやっていけたらいい」と借金４からの浮上を約束した。