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【日本ハム】宮西尚生 気持ちが軽くなった新庄監督の「楽しんでやって」の一言…中継ぎの流儀2024勇往邁進

スポーツ報知 / 2024年6月28日 6時48分

6月18日、甲子園での阪神戦で今季1軍初登板の日本ハム・宮西

 日本ハム・宮西尚生投手(39)が27日、自ら記す連載「勇往邁進(ゆうおうまいしん)」で、今季1軍初登板の裏側を明かした。新庄剛志監督(52)からのメッセージを胸に「楽しむ」重要性を再認識。26日の西武戦(大宮)では延長11回に登板し、1回完全投球で今季初ホールドを記録した。前人未到の400ホールドまでは残り6。17年目のベテランが、ここから若手主体の救援陣を力強く支えていく。

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 18日の阪神戦(甲子園)から1軍に合流しました。今季初登板は地元の兵庫、野球選手なら誰もが憧れる甲子園。(ドラフト1位)細野の初登板の後を受けて、四球も許されない1死満塁の大ピンチでマウンドに上がりました。これまで数々の大物ルーキーの後ろで投げてきましたが、一番厳しい状況だった気がします。本当に最低限の仕事しかできませんでしたが、何とか失点を防いでやりたい、その思いで腕を振りました。

 今年はキャンプからずっと2軍生活が続きました。初昇格する4~5日前、突然のメッセージに、思わずスマホを二度見しました。新庄監督からでした。「準備はどう。肩肘は大丈夫?」。直近の2軍での内容を褒めてもらった後に「甲子園から行くぞ」と。「頑張ります」と送ると「頑張るんじゃなくて、楽しんでやって」と返ってきました。立場的にも、自分は気負いすぎる部分があります。一人で背負い込むな、ではないですけど、監督からの「楽しんで」の言葉ですごく気持ちが楽になりました。大きかったと思います。

 結果が全ての世界。楽しむという言葉だけを発信すると誤解を生むかもしれません。ただヘラヘラ笑ってプレーするわけではなくて、極限の集中の中で打者との真剣勝負にどれだけ入り込めるか。やっと1軍で投げられるという喜びが今は緊張を上回っています。この気持ちはシーズン最後まで大事にしていくつもりです。

 若手にも刺激をもらいました。細野はデビュー戦で堂々の投球。あの舞台で2軍の時以上の最高のパフォーマンスを出していました。甲子園でコンビを組んだ(ドラフト2位)進藤とは、もう信頼関係を築けていました。ファームで組んでいる時から試合後は毎回「どうでしたか!」と話を聞きに来たり、すごく向上心にあふれる選手。あの満塁の場面で受けてくれたのが進藤でよかったし、安心して投げられました。

 1軍の雰囲気はすごくいいと思います。久しぶりに上がってきて、若い子たちの成長もたくましく見えました。だからこそ、自分は結果を出すだけ。21日の楽天戦(エスコン)は四球から失点し、猛省しました。大事なのは失敗を続けないこと。中継ぎにとっては「0」で帰ってくることが全てです。2軍では徹底的にトレーニングを積み、力を蓄えてきました。周りが疲れてきている今、何とか一人でも休ませられるように自分が頑張ります。

(宮西 尚生)

 ◇宮西の今季初登板 18日の阪神戦(甲子園)で0―0の5回1死満塁から2番手で登板。代打・原口を右邪飛、近本には中前適時打を浴びたが2死満塁から中野を見逃し三振に封じた。

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