大谷抑えてトップ得票男がまさか…球宴出場決定の日に左もも裏側を痛める

◆米大リーグ　フィリーズ４―７マーリンズ（２７日、米ペンシルベニア州フィラデルフィア＝シチズンズバンクパーク）

　フィリーズのＢ・ハーパー内野手が２７日、マーリンズ戦の最終打席で左太もも裏を痛めた。

　この日、７月１６日（同１７日）にレンジャーズの本拠地・テキサス州アーリントンで行われるオールスターゲームの先発野手を選ぶファン投票１次投票の結果が発表された。ハーパーはナ・リーグで最多となる３２７万７９２０票を集め、大谷翔平（ドジャース、２７７万７１７３票）を上回り、最終投票を待たずに球宴出場が決まった。

　第１打席で適時二塁打を放っていたハーパーは、第５打席は一、二塁間へのきわどいゴロで全力疾走し、一塁ベース到達直前に異変が起きた模様。一塁を走り抜けた後、左太もも裏を押さえながら減速した。取材に応じたハーパーは「太もも裏の下部に痛みを感じた。明日検査を受ける。検査の結果、どうなるかだ」と厳しい表情で話した。

　フィリーズではこの日、左翼で先発したＫ・シュワバーも左股関節の張りで９回の守備からベンチに退いた。主力が同時に離脱となれば、ナ・リーグ東地区首位のフィリーズにとって大きな打撃となる。