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【高校野球】石川大会の組み合わせ抽選、被災した穴水は部員9人…プロ注目の190センチ右腕、東野魁仁が軸

スポーツ報知 / 2024年6月28日 20時16分

抽選のクジを引いた穴水の東野主将

 全国高校野球選手権石川大会(7月11日開幕)の組み合わせ抽選会が28日、津幡町文化会館で行われた。元旦の能登半島地震で被災した穴水は、プロ注目の190センチ右腕、東野魁仁主将(3年)が今夏に挑む思いを語った。東野主将は抽選のクジを引き、初戦の相手は小松明峰に決定。「相手は強いと聞きましたが、強い相手を倒したい。チームのみんなも、いい状態に仕上がっています」と明るい表情を浮かべる。

 野球部員はわずか9人。東野がエース、主将、1番打者として、チームを引っ張ってきた。部員数の低迷に加え、さらに元旦の地震ではグラウンドが地割れし、使用できるのは外野のみ。復旧のめどは立っておらず、練習試合はすべて“アウェー”で遠征を強いられてきた。「一番、遠かったのは加賀市。練習試合は、めっちゃ大変でした」と振り返るが、春の県大会後は30試合近くを消化。心配されていた故障者も出さず、9人全員が揃う。

 190センチ、79キロと体は未完成だが、その将来性を期待し、これまでプロ2球団のスカウトが視察。春の大会後は体幹を鍛え上げ、球速も138キロにアップした。「夏は140キロは出したい。まずは1勝して、その後はベスト8まで行きたいです」と東野。部員9人が力を合わせ、被災地の能登から快進撃を見せる。(中田 康博)

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