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【西武】1か月ぶり連勝 今井達也「僕もチームも前を向いています」菊池雄星と並び最多VS楽天13連勝

スポーツ報知 / 2024年6月29日 5時30分

8回無失点で4勝目を挙げガッツポーズの今井(カメラ・池内 雅彦)

◆パ・リーグ 楽天0―4西武(28日・山形市)

 ここぞの場面でギアが上がる。4回無死二塁のピンチで、西武・今井達也投手(26)の右腕に力がこもった。「毎球、ベストピッチを繰り返す中でかわすことも力で押すことも必要になってくる」。フランコをスライダーで二ゴロに打ち取ると、渡辺佳は速球で浅い左飛に。浅村をスライダーで空振り三振に仕留めてマウンドでほえた。8回を7安打、毎回の8Kで無失点にまとめて5月12日の楽天戦(ベルーナD)以来となる4勝目。「ゼロに抑えてカード頭を取れればと思ったのでよかった」と息をついた。

 21年から続く楽天戦の連勝はさらに伸び、同カードに限っては、16年から18年に球団の先輩でもある菊池雄星が記録したプロ野球記録の13連勝に並んだ。「スコアラーの方だったり裏方さんがミーティングで情報をくださったり、古賀がいいリードをしてくれるので。そのおかげだと思うので感謝したい」と周囲のサポートに頭を下げた。

 3勝目を挙げてから1試合を挟んで4連敗。うち3試合はクオリティースタート(6回以上自責点3以下)を達成しながら勝ちがつかなかった。3敗目を喫した11日の広島戦(ベルーナD)では、最後の打者になって一塁へ頭から飛び込み動けなくなった源田の肩を抱き、涙を流した。「勝ち負けが自分につくとかつかないとか関係なく、結果的にチームが勝てていなかった。ちょっと悔しかった」と個人成績よりもチームの勝利にこだわった。渡辺GM兼監督代行は「彼はチームを勝たせるという意識が強い投手なので、勝ちがついてよかった」と胸をなでおろした。

 約1か月ぶりの2連勝とはいえ、借金は依然として24。それでも落ち込んではいられない。「僕もチームも前を向いて一生懸命プレーしています」。右腕が逆襲の旗頭になっていく。(秋本 正己)

 【記録メモ】

 今井(西)が8回を無失点で今季4勝目(4敗)。白星は全て楽天からマークしている。これでこのカードは21年10月15日から13連勝となった。同一カードの最多連勝には、56~59年の近鉄戦で記録した稲尾和久(西鉄)の22連勝があるが、楽天戦では16~18年に13連勝の菊池雄星(西)と並んで最多。連勝期間中の成績を見ると

  登板  防御率(他カード)

菊池13 1・22(17勝8敗)

今井14 0・77(7勝11敗)

 他カードでも勝ち越している菊池に対して、今井は楽天戦で相性の良さが目立つ。

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