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予選で転倒の飯沢千翔が優勝 東海大OBが表彰台独占 日本選手権男子1500M

スポーツ報知 / 2024年6月28日 22時16分

男子1500メートル決勝、優勝した飯沢千翔(244番)(カメラ・小林 泰斗)

◆陸上 ▽日本選手権 第2日(28日、新潟・デンカビッグスワンスタジアム)

 男子1500メートル決勝は、飯沢千翔(住友電工)が3分37秒08の大会新記録で2年ぶり2度目の優勝を飾った。飯沢は27日の予選で転倒に巻き込まれ、一時は失格に。その後、異議申し立てが認められ、救済されて決勝に進出した。飯沢はインタビューで「予選ではアクシデントがありましたが、誰かが悪いということはないので、責めることはやめてほしいです」と、トラックの格闘技とも言われる中距離走ならではアクシデントについて、誠実に訴えた。

 2位には3分38秒88で荒井七海(ホンダ)、3位には3分38秒94で館沢亨次(DeNA)が続いた。上位3人は、いずれも東海大出身。表彰台を独占し「スピードの東海大」をアピールした。

 両角速監督(57)は「15年に荒井が学生時代に優勝して流れをつくってくれました。その後、館沢(17、18年)も、飯沢(22年)も学生時代に優勝しました。彼らが日本の1500メートルのアベレージを引き上げていると思います」と東海大OBの健闘をたたえた。7月20日のホクレン・ディスタンスチャレンジ千歳大会では、河村一輝(トーエネック)が21年にマークした日本記録(3分35秒42)にチャレンジするレースが設定される予定。両角監督は「日本記録を破り、さらに世界との差を縮めていってほしい」と期待を込めて話した。

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