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「完璧に投げようとしすぎて」9回に大暴投の巨人・バルドナード、10セーブ目を逃すもサヨナラ弾の丸に感謝

スポーツ報知 / 2024年6月28日 23時33分

9回2死三塁、田中広輔のときバルドナードの暴投で小園海斗が同点の生還(カメラ・清水 武)

◆JERA セ・リーグ 巨人3xー2広島=延長10回=(28日・東京ドーム)

 巨人のバルドナード投手がサヨナラ勝ちしたチームメートに感謝した。

 自身は1点リードの9回に登板も、先頭の広島・小園に安打を許すと、送りバントなどで2死三塁のピンチを招き、田中の打席でまさかの暴投。バックネット付近まで転がったボールを岸田行倫捕手が、必死に追いかけて本塁へ送球したが間に合わず、同点に追いつかれてしまった。「完璧に投げようとしすぎてそういうふうにいきすぎた結果がああいうピッチングになってしまったんだと思います」。制球を意識するあまり、ボールが指に引っ掛かりすぎた結果だった。

 それでも、何とか逆転は許さず、最後は延長10回に丸佳浩外野手のホームランで劇的なサヨナラ勝ち。その丸は試合後に「投手が頑張ってきたから申し訳ない思いがあった」と話したことを伝え聞くと、助っ人左腕は「やっぱり当然チームは助け合いだと思うので、そのなかで全員がチームメートを助けたいという思いでやっているので丸選手のコメントは投手としてもありがたいですし、今後もそういうチームメートを助けられる仕事をしていきたいと思いますしそれがチームだと思うのでそういう精神をもっていきたいと思います」と感謝した。

 また、阿部監督は「9回はバルドナード」と変わらぬ信頼を強調。「やっぱり本当にありがたいと思いますし、そうやって信頼を言葉で表せてもらえるというのこういう難しい試合のあとでも自信をくれますし、ありがたいですし、チームメートも含めて期待に応えられるように頑張りたいと思います。改めて自分に対しての信頼は感謝したいと思います」とバルドナードは、必死に気持ちを切り替えた。

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