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田中希実が800M激走から約2時間後の5000Mで圧勝…3年連続4回目の優勝で1500Mと2冠

スポーツ報知 / 2024年6月29日 18時14分

女子5000m決勝、優勝した田中希実(中)、左=山本有真、右=森智香子(カメラ・岩田 大補)

◆陸上 ▽日本選手権 第3日(29日、新潟・デンカビッグスワンスタジアム)

 女子5000メートル決勝が行われ、日本記録(14分29秒18)保持者ですでにパリ五輪代表に内定している田中希実(24)=ニューバランス=が15分23秒72で圧勝した。

 最初の400メートルは1分22秒と超スローペースでスタート。田中は約1000メートルで先頭に立ち、約2700メートルで独走態勢に入った。残り1000メートルを2分44秒、残り400メートルを61秒とペースアップし、15分34秒64で2位に入った山本有真(24)=積水化学=に10秒以上の大差をつけた。

 田中は今大会で800メートル、1500メートル、5000メートルの3種目に出場。1500メートルは28日に4分1秒44で、パリ五輪参加標準記録(4分2秒50)を突破して5連覇を果たし、2種目の日本代表に内定。5000メートルは3年連続4回目の優勝で今大会2冠に輝いた。

 5000メートルの約2時間20分前には800メートル予選第3組に出場。日本高校歴代3位(2分3秒50)で、サッカー日本代表のMF久保建英(23)のいとこの久保凛(東大阪大敬愛高2年)には遅れを取ったが、2分4秒36の3位でタイムで救われ、予選通過した。心肺機能、筋力ともに限界まで追い込む中距離走の疲労は大きい。ハードなスケジュールながら、日本のトップレベルのランナーたちを圧倒した。

 今大会では800メートルと1500メートルをそれぞれ予選と決勝の2本、5000メートルは決勝の1本で計5レースを走る。

 「今、米国でも選手権が行われています。米国では5000メートルも予選、決勝があって、決勝は14分台になります。1500メートルは予選、準決勝、決勝の3本があります。世界に比べれば私はまだまだです」と田中は強行日程にも意欲的な姿勢を見せた。

 5000メートルの田中の日本記録は、日本歴代2位(14分52秒84、広中璃梨佳)を23秒66も引き離しており、最も世界に近い種目。昨年のブダペスト世界陸上では8位入賞を果たした。パリ五輪では上位入賞、さらにはメダル獲得も期待される。

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