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ビートたけし、俳優としての代表作「血と骨」原作者・梁石日さん死去に「望まれた演技ができていたか」

スポーツ報知 / 2024年6月29日 19時52分

ビートたけし

 「血と骨」、「夜を賭けて」、「夜の河を渡れ」など在日文学の旗手として活躍した作家・梁石日(ヤン・ソギル、本名梁正雄=ヤン・ジョンウ)さんが29日午前、老衰のため都内の病院で死去した。87歳だった。

 2004年公開の映画「血と骨」に主演したビートたけし(77)は梁さんの訃報を受け、公式ホームページを更新。

 「大変驚いております。その当時、望まれた演技ができていたか、いまだによく分かりません。ご冥福をお祈りいたします」との追悼の言葉を寄せた。

 たけしは崔洋一監督からのラブコールを受けて同作に主演。梁さんが自身の父親をモデルに描いた破天荒な暴れ者・金俊平の暴力に満ちた波乱の半生を演じた。息子役を演じた俳優・オダギリジョー(48)とのけんかシーンでは、肩を脱臼しながらも迫真の演技をみせて話題を呼んだ。

 同作は数々の映画賞を受賞し、06年の米アカデミー賞外国語部門の日本代表にも選ばれた。

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