1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

長嶋茂雄さん「心を痛めている」…石川県の高校全50校に能登半島地震の「被害を和らげてくれるもの」をプレゼント

スポーツ報知 / 2024年6月30日 5時0分

石川県の高校球児に金属バットを贈った長嶋茂雄・巨人軍終身名誉監督

 巨人の長嶋茂雄終身名誉監督(88)=報知新聞社客員=が石川県高野連に加盟する全50校に、各校が希望するメーカーの新基準金属バットを3本ずつ贈った。28日には石川県内で贈呈式が行われ、次女の長島三奈さん(56)が出席。長嶋さんの思いや、大会に臨む石川球児に対するメッセージを代読した。式では参加した主将一人ひとりに三奈さんがバットと手紙を直接手渡し、励ましの言葉をかけた。

 未来の球界を担う高校生に、粋な贈り物が届いた。「半年前、正月元日に発生した能登半島地震ですが、多くの方々が被害に遭われ、今もまだ大変なご苦労をされていることに心を痛めております」と被災地への思いで始まったメッセージには、こうつづられていた。

 「特に半年後に甲子園大会を控えている球児諸君の心情が気がかりでした。地震で受けた被害を少しでも和らげてくれるものはないか」。思案した長嶋さんが各校に届けたのは、新基準の低反発バットだった。

 優しさは既に届いている。校舎のある能登地区が甚大な被害を受けながらも、今春センバツで全力プレーを見せた日本航空石川の宝田(ほうだ)一慧主将(3年)は「そのバットでいい結果を残して、甲子園に行って日本一を取りたい」と気合をみなぎらせた。

 メッセージを「チームが一丸となってベストプレーを目指せば良い結果につながるはずです。甲子園を目指して頑張りましょう」と結んだ長嶋さん。東日本大震災の際には被災地の球児に向けて「まけるな」と直筆の色紙を贈ったこともある。“燃える男”の心がこもったプレゼントが、石川の夏をさらに熱くする。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください