「山の神」候補の創価大・吉田響が圧勝 井上大仁ら実業団選手に大差…函館ハーフマラソン
スポーツ報知 / 2024年6月30日 14時21分
函館マラソンが30日、北海道・函館市の千代台公園陸上競技場発着で行われ、ハーフマラソン(21・0975キロ)男子の部では、創価大の吉田響(4年)が1時間1分45秒の好記録で優勝した。2位は1時間3分0秒で井上大仁(三菱重工)、3位は1時間3分1秒で片西景(JR東日本)、4位は1時間3分9秒で山下一貴(三菱重工)、5位は1時間3分20秒で佐藤敏也(トヨタ自動車)だった。
優勝した吉田は、2022年の箱根駅伝5区で東海大の1年生として出場し、区間2位と好走。昨年4月に創価大に転校し、昨季の出雲駅伝5区で区間賞相当、全日本大学駅伝5区で区間賞を獲得した。2年ぶりの箱根駅伝5区では「4代目・山の神」襲名を目指して臨んだが、区間9位と奮わなかった。学生最後のシーズンにかける思いは強く、5月の関東学生対校2部1万メートルでは28分12秒01の自己ベスト記録で7位に入賞した。
この日の函館のハーフマラソンでは、20度を超える中、1時間3分18秒の自己ベストを大幅に更新し、井上ら実績のある実業団選手に1分以上の大差をつけて圧勝。さらに成長している姿を見せた。最後の挑戦となる来年1月の第101回箱根駅伝で、順大の今井正人、東洋大の柏原竜二、青学大の神野大地に続き「4代目・山の神」の襲名を目指す。
◆吉田 響(よしだ・ひびき)2002年8月20日、静岡・御殿場市生まれ。21歳。御殿場市立原里中3年時に全国都道府県男子駅伝6区で2位。東海大静岡翔洋高2年時の同駅伝5区で22位。21年、東海大入学。23年、創価大3年に編入学した。161センチ、46キロ。
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