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総画数59の日本ランカー比連崎爽晏楽(ひれざき・そあら)5連勝目指し「いつも通り」貫く

スポーツ報知 / 2024年6月30日 14時23分

前日計量をパスした比連崎爽晏楽(左)と椎名善徳

◆プロボクシング ▽スーパーフライ級(52・1キロ以下)8回戦 比連崎爽晏楽―椎名善徳(7月1日、東京・後楽園ホール)

 東京・後楽園ホールで7月1日に行われる興行のメインカードであるスーパーフライ級8回戦の前日計量が都内で行われた。日本同級11位の比連崎爽晏楽(ひれざき・そあら、川島)は51・7キロの400グラムアンダー、対戦する椎名善徳(FLARE山上)は52・0キロの100グラムアンダーで1発パスした。

 13画の楽を筆頭に名前の6文字中5文字が10画以上で、総画数が59にも及ぶ比連崎爽晏楽は本名。インド人の父と日本人の母から、字の通り、爽快に安らかに楽しくという意味が込められて名付けられた。ただ、「名前を書くのは結構いつも大変です」と笑う。

 名前は迫力満点だが、これまでの9勝はすべて判定。「自分はアウトボクサーに近いと思う」と足を使って、ヒット&アウェーで着実に有効打を重ねていくのがスタイルだ。現在、4連勝中で5連勝がかかる今回の試合に向けても「KOは流れの中でできればいいけれど、あまり意識せず、いつも通り」と無理せず普段通りの力を発揮することに注力する。

 一歩ずつ登って日本ランキング入りを果たし、今年は勝負の年。もちろん王座を目指すが、「ランキング内の選手としっかり戦える選手になる。まずは、今回の試合に勝つことです」とあくまで足元を見つめた。

 対するA級初戦でメインカード出場となった椎名は「あこがれていた舞台。恥ずかしくない試合をしたい」と意気込む。「相手は背が高いので、どう接近戦に持っていくかですね」。170センチある比連崎より8センチ身長が低く、リーチも短いため、近距離での戦いから勝利への活路を見いだすつもりだ。

 戦績は27歳の比連崎が9勝2敗、30歳の椎名が6勝(3KO)4敗。

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