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100M9秒台サニブラウンだけの五輪400Mリレー、バトンパスの練習時間確保が鍵…青戸慎司氏

スポーツ報知 / 2024年7月1日 6時15分

表彰式で優勝した坂井隆一郎(右)のメダルを持つ2位の東田旺洋(左、カメラ・岩田 大補)

◆陸上 ▽日本選手権 最終日(30日、新潟・デンカビッグスワンスタジアム)

 男子100メートル決勝で、伏兵がパリ五輪代表の座を大きく引き寄せた。東田旺洋(あきひろ、28)=関彰商事=は、スタートで出遅れるも中盤から一気の加速。最後は優勝した坂井と0秒01差で2位に滑り込んだ。

 見応えのある、いいレースでした。雨による影響はあった。トラックはぬれているし、高い湿度で空気が重く感じる。ただ、条件は同じ。「雨でも関係ない」、あるいは「雨なら自分が有利」と前向きになれた選手が結果を残した。

 優勝した坂井は得意のスタートがいつも通りに良かった。前半でリードし、後半に他の選手に追い込まれて少し力みが見えた中でも崩れずに勝ちきった。

 2位に食い込んだ東田は持ち味である後半の追い込みを十分に発揮した。28歳で、これまでの経験を大事なレースで生かした。

 逆に3位の柳田は若さが出た。学生だけのレースとは違い、格上を相手に硬くなったように見えた。いい経験になっただろう。

 400メートルリレーのメンバーは分からないが、現状、選ばれる可能性がある選手の中で100メートル9秒台の記録を持つ選手はサニブラウンだけ。世界の強豪に対しては走力で劣る分、バトンパスで戦うしかない。練習時間をどれだけ確保できるか、が鍵になる。日本伝統のバトンパスの精度を高めることができればメダル獲得のチャンスは十分にある。(男子100メートル元日本記録保持者、中京大副部長・青戸慎司)

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