浦和ソルバッケン「この流れを止めずにいけばシーズン終盤にトップ５にいる」 大拍手浴びながら交代

ソルバッケン

◆明治安田Ｊ１リーグ▽第２１節　浦和３―０磐田（３０日・埼玉スタジアム）

　浦和はホームで磐田を３―０で下し、２連勝を飾った。

　ノルウェー代表ＭＦソルバッケンが右ウィングで先発。ドリブル突破や決定的なパスなど存在感を見せ、後半２８分までプレーした。交代時には味方選手と抱擁しながらピッチを後にし、ファン・サポーターから割れんばかりの拍手を浴びた。「ナイスだった。埼スタで初の勝利だった。チーム全体が連動できてる。良い試合だった」とかみしめた。

　１月にイタリア１部ローマから期限付き移籍で浦和へ加入したが、開幕前の沖縄キャンプ後に負傷で長期離脱。５月２２日のルヴァン杯・長崎戦でようやくデビューした。５月２６日の町田戦でＪ１初出場後、６試合のうち５試合で先発出場。「僕のコンディションは前より良い」と明かしたが、「９０分間走りきれたら１００％だろう。今ではない」とも話した。

　関係者によると、ソルバッケンは今月末でローマからの期限付き移籍が契約満了のため退団することが決定的となっている。

　チームはＤＦ酒井宏樹、ショルツ、岩尾憲と主力選手が相次いで移籍する中、２連勝で９位につける。ソルバッケンは「素晴らしい選手、素晴らしいチームだと思う。ケガからいろんな選手が戻ってきたら、この流れを止めずにいけばシーズン終盤にトップ５にいるでしょう」と期待を寄せた。