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藤井聡太棋聖V5で最年少永世称号獲得か、山崎隆之八段の逆襲か…将棋・棋聖戦第3局は相掛かり

スポーツ報知 / 2024年7月1日 9時42分

第95期棋聖戦五番勝負第3局で、駒を並べる藤井聡太棋聖(右)と挑戦者・山崎隆之八段(日本将棋連盟提供)

 将棋の藤井聡太棋聖=竜王、名人、王位、王座、棋王、王将=に山崎隆之八段が挑んでいる第95期棋聖戦五番勝負第3局が1日午前9時、愛知県名古屋市の「亀岳寺万松寺」で始まった。

 藤井は先月20日に指された第9期叡王戦五番勝負第5局で挑戦者・伊藤匠七段にフルスコアの末に叡王を奪われ、七冠に後退。タイトル連続獲得記録が22期で止まってから初の対局となる。

 棋聖戦は開幕から無傷の2連勝中。今月19日に22歳の誕生日を迎える藤井は、勝って棋聖を5連覇すれば、1971年に永世棋聖を獲得した中原誠十六世名人の永世称号最年少記録(23歳11か月)を53年ぶりに塗り替える。

 先手はカド番から初タイトルへ反撃を期す山崎。利き手の左手で飛車先の歩を突くと、藤井はお茶を一服してから△8四歩。両端の歩を突き合っての相掛かりで進行し、開始30分で21手とじっくりと指している。

 持ち時間は各4時間。正午から1時間の昼食休憩を挟んで、夜には決着する見込み。

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