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J2山形 「奥羽本戦」ダービーで秋田にリベンジ成功…途中出場のMF坂本亘基が2発

スポーツ報知 / 2024年7月1日 11時13分

快勝してサポーターにあいさつする山形イレブン(カメラ・岩崎敦)

◇明治安田J2リーグ 山形3-0秋田(30日・ソユスタ)

 モンテディオ山形がブラウブリッツ秋田を3―0で下し、5試合ぶりの白星を挙げた。前半14分にMF国分伸太郎(29)のループで先制。後半25分と28分には途中出場のMF坂本亘基(25)が2得点を決めた。山形と秋田を結ぶJR奥羽本線にちなんで「奥羽本戦」と呼ばれているダービーは1勝1敗ながら得失点差で制し、来季対戦時に2試合ともファーストユニホームの着用権を得た。

 開始直前から降り出した雨は、時間を追うごとに強さを増していた。出場から7分後の後半25分、相手DFラインの背後に抜け出した坂本亘は、相手GKとの1対1を冷静に見極めネットを揺らした。3分後にも試合を決めるゴールで、チームは3月3日の第2節・栃木戦(3〇1)以来の3得点。「2点目、3点目を取れたことはポジティブにとらえたい」と喜んだ。

 リーグでは数少ないロングボール主体の秋田対策で、今週の紅白戦ではメンバー外の選手が“仮想・秋田”として徹底的に長いボールを蹴ってくれた。渡辺晋監督は「彼らのおかげでいいシミュレーションができた」と手応えを示し、坂本亘も「普段はモンテの(つなぐ)サッカーをするんですが、みんなが我慢してやってくれました」と感謝した。

 指揮官は試合前、選手へ「今回は我々のユニホームを懸けている。アスリートとして取りにいこう」と呼びかけ、得失点差で制した。山形からは約1800人のサポーターが訪れ、ゴール裏はほぼ満員。秋田サポーターを上回る声量で圧倒した。「アウェーでもホームを感じさせてくれるパワーで、我々に力をくれた」。1―1ながら仙台と互角以上に戦った前節(6月22日)の「みちのくダービー」に続くダービーで復調し、巻き返しへの確かな流れが見えてきた。

(岩崎 敦)

 〇…秋田は悪天候にもかかわらずホームで今季最多の6598人が来場したが完敗。後半20分にはCKからDF河野貴志がヘディングシュートを放つも、山形DF吉田泰授に頭で阻まれた。今季初の連勝とはならず、吉田謙監督は「山形からも多くのサポーターが来て、東北全体で盛り上げてくれた。会場の熱量に感謝します」と語ったが、結果に関しては「申し訳ない思いでいっぱい」と頭を下げた。

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