新関脇・大の里 番付表に「うれしい」、能登半島地震からちょうど半年「一生懸命頑張るだけ」

新関脇になり、番付表を指さす大の里

　日本相撲協会は１日、大相撲名古屋場所（１４日初日・ドルフィンズアリーナ）の新番付を発表した。５月の夏場所で、初土俵から所要７場所での最速優勝を果たした大の里（二所ノ関）は新関脇に昇進した。新しい番付表を目にすると「朝起きて自分の番付を見て、また先場所より番付上がっていてうれしかった」と明かした。

　名古屋場所は連続優勝の期待がかかる。「もう優勝の余韻は浸った。番付が発表されたので、名古屋場所に向かって頑張りたい」と気を引き締めた。優勝などハイレベルな成績ならば大関昇進の期待もかかるだけに「やっぱり三役に上がったら次に目指すものがある。この場所は大事になる」と意気込んだ。

　７日は地元である石川・津幡町でパレードが開催される。「優勝祝賀会で金沢には行ったが津幡町は行っていない。場所前ですけど、優勝して初めて地元に帰る。たくさんの方が来てくれるのを願っている」と笑顔を見せた。

　この日は１月１日の能登半島地震からちょうど半年となる。「一生懸命頑張るだけ。しっかり伝えたいなと思う」。２月と６月には避難所を訪問した。「まだ避難所で生活している方がいる。たくさんの方が見てくれているので、しっかりと結果を残して見てくれるようにしたい」と希望を届けることを誓った。