磯村勇斗、アニメ映画吹き替えに挑戦「化学反応も面白かった」仏監督から絶賛も

アニメ映画「めくらやなぎと眠る女」日本語版完成披露上映会に出席した磯村勇斗(左)、玄理

　俳優・磯村勇斗が１日、都内で吹き替えを務めたアニメ映画「めくらやなぎと眠る女」（ピエール・フォルデス監督、７月２６日公開）の日本語版完成披露上映会に玄理、塚本晋也氏と出席した。

　村上春樹氏の６つの短編を再構築し、長編アニメ映画化。２０１１年、東日本大震災直後の東京で、妻（声・玄理）の失踪にぼう然とし、北海道に向かう小村（声・磯村）らの物語を描く。

　磯村は「日本語版は今日が初上映ということでとてもうれしいです」と笑顔。「アニメーション映画で声を吹き込むことは今までやってきていなかったので、どんな形になるか期待でしかなかったです」とオファーを受けた時の思いを明かした。

　吹き替えの現場には、ピエール監督と、日本版の演出を担った深田晃司監督が立ち会い「ピエール監督の外国的な感覚と、深田監督の日本的な感覚が混ざり合っていた。新しい挑戦でその化学反応も面白かったです」と回想。この日、ピエール監督から「私自身とも相性がよく、すばらしい俳優でした」などと絶賛のコメントが寄せられた。