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「大勢にいかせようと思っている」巨人・阿部監督が新勝利の方程式 バルドナードは7、8回へ

スポーツ報知 / 2024年7月2日 5時30分

30日の広島戦で復帰即セーブをあげた大勢(左)を迎える阿部監督

 巨人の阿部慎之助監督(45)が1日、大勢投手(25)を守護神で固定する方針を示した。右肩違和感から58日ぶりの1軍復帰登板となった30日の広島戦(東京D)で復活セーブをマーク。当初は離脱中に抑えを務めたバルドナードとの9回併用プランもあったが、助っ人左腕の負担も考慮し「大勢にいかせようと思っている」と明言した。2日の中日戦(松本)から新勝利の方程式で臨む。

 帰ってきた剛腕を9回に固定する。阿部監督が7月から新勝利の方程式で戦う決断を下した。大勢不在の約2か月間、クローザーを務めて奮闘したバルドナードについて「大勢が戻ってきても抑えでやってもらうと言っていたんですけどね。だけど(胸を指して)こっちが疲れていますよね」と精神面の負担も考慮。その上で今後の守護神について「大勢にいかせようと思っている」と明言した。

 30日の広島戦(東京D)は1点リードの9回に大勢が復帰登板。2死満塁のピンチを招くも全19球直球で無失点に抑えて自身64日ぶりの8セーブ目を挙げた。28、29日と連投したバルドナードがベンチ外だったこともあり、復帰即9回の登板となったが、最速159キロを計測。本来の力強い姿に、阿部監督はバルドナードと大勢の9回併用プランを軌道修正してブルペンを整備した。

 大勢離脱中に9セーブを挙げて穴を埋めたバルドナードには「『勝ちパターンでいくことは変わりないから頼むね』と昨日言ったんですけどね」と7、8回を任せる考えを直接、通達。チーム最多32登板、直近3試合連続失点中の助っ人左腕の負担を考慮しながら、変わらず勝ち試合で信頼して起用する方針を示した。

 これによりリリーフ陣がより強固になる。7、8回は大勢と同じく30日に1軍復帰した中川、ケラー、バルドナードを臨機応変に起用。右の船迫、左の高梨と変則サイドスローの両投手を相手打者によって様々なタイミングで自在に投入できる。西舘はリフレッシュのため2軍調整中だが、防御率0点台の泉、平内もいる。開幕時は西舘、中川、大勢だった勝ちパターンが進化して厚みを増した。

 チームは2日の中日戦に向けて特急あずさで松本に移動した。大勢は抑え固定の方針を伝え聞き「身が引き締まる思いです」と受け止めた。5月3日に右肩違和感を発症して離脱してから待望の復活。阿部監督は「だいぶ長いゴールデンウイークでしたからね」と残りシーズンのフル回転を期待した。貯金1、首位・広島と3・5ゲーム差で残り69試合。逆襲の態勢が整った。(片岡 優帆)

 ◆今季の巨人の守護神 開幕から守護神を担い、7セーブを挙げていた大勢が5月3日の阪神戦で右肩の違和感を訴え、緊急降板して故障班へ。その後はバルドナードが抑えを務め9セーブ。助っ人左腕が連投していたため5月31日の西武戦では西舘がプロ初セーブを挙げた。また、6月30日の広島戦では同じく連投してたバルドナードがベンチ外。1軍に昇格したばかりの大勢が9回に登板。64日ぶりの今季8セーブ目をマークした。

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