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巨人7試合連続1点差 好投伊織を援護できず阿部監督「1対0で勝つのはきついよね、酷ですよね」

スポーツ報知 / 2024年7月3日 5時0分

4回、ベンチ前でキャッチボールする山崎伊織(カメラ・宮崎 亮太)

◆JERA セ・リーグ  巨人1―2中日(2日・松本)

 巨人が中日に逆転負けを喫し、4位に転落した。2回に西武からトレード加入した若林楽人外野手(26)の適時打で先制したが、3回以降は無得点と沈黙。山崎伊織投手(25)は7回2失点と好投したが、5回に福永に逆転2ランを浴びて今季5戦目の地方球場で初黒星となった。チームは7試合連続1点差試合となったが勝ちきれず、勝率5割に逆戻り。6月11日以降は貯金1から借金1を推移しており、もどかしい状況が続く。

 アルプスを望む松本で、中日相手に1点届かなかった。1―2の8回、先頭の9番・高梨の代打・立岡が四球。制球が定まらない松山に対し、続く丸が2ボールから強振したが中飛に倒れ、続く吉川は一ゴロ併殺打に打ち取られた。阿部監督は「最後、丸のところで勝負かけたんだけど。尚輝もね。そこで打てなかったら負けるし打ったら逆転で勝つだろうし。そこが勝負の難しさでもあるし」と、悔しい結果を受け止めた。

 2回に若林の適時打で先制したが、次の1点を取れなかったことが響いた。7回2失点と力投した山崎伊を援護できず、「1対0で勝つのはきついよね、酷ですよね」と阿部監督。これで6月23日のヤクルト戦(東京D)から7試合連続1点差試合となり、しびれる接戦が続いている。その間は4勝3敗と粘り強く白星を拾っているが、6月11日以降は貯金1から借金1を推移し、勢いに乗れそうで乗れない部分もある。

 課題は、投手が踏ん張る間にいかに1点を積み重ねられるか。坂本が2軍調整中の今、1番から丸、吉川、ヘルナンデス、三塁の岡本和、一塁の大城卓と5番までの上位打線が固まりつつあるのはプラス材料と言えるだけに、阿部監督は「何とかね、みんな力むのはしょうがないんだけど。自分でマインドをちゃんとコントロールして、気持ちをもっと出していくことが大事かなと試合を見ていて思いました」と、メンタル面に改善の余地があるとした。

 控え野手としてベンチ入り予定だった泉口が練習中に脱水症状となりベンチから外れ、内野手が手薄な状況で7回に大城卓に代走で増田大、門脇に代打の長野を出して果敢に攻めの采配を見せたが、及ばなかった。「(泉口は)熱中症になって。明日は水風呂でも入って野球やってもらおうかなと思います」と、大事には至らなかったことは幸いだ。

 今季5戦全勝だった巨人の地方球場での連勝神話がストップ。7年前は劇的なサヨナラ勝ちをした同じ松本での中日戦でミラクルの再現とはならず、勝率5割に逆戻りした。今季の1点差試合は16勝13敗と悪くはない。投手力を強みとする今季の巨人は、引き分けも含めると75試合中49試合が2点差以内と競り合いが多い。上昇気流をつかむためには、ロースコアの接戦をいかに拾えるかががポイントになってくる。(片岡 優帆)

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