1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

阿部監督も「責められませんね」エース戸郷のライバル右腕 7回2失点力投も報われず2敗目 

スポーツ報知 / 2024年7月3日 5時10分

7回2失点で敗戦投手となった山崎伊織(カメラ・宮崎 亮太)

◆JERA セ・リーグ  巨人1―2中日(2日・松本)

 松本の夜空に打ち上がった打球を横目に、山崎伊はため息をつきながら肩を落とした。1―0の5回1死二塁。1ボールから福永に内角シュートを捉えられ、左中間スタンドに飛び込む逆転の2ランを浴びた。「先制してもらったのに逆転されて悔しい。ホームランは防げるので、あの1球はもっと冷静に投げられた」。7回6安打2失点で2敗目。今季は4戦4勝、昨季から5連勝中だった地方球場で黒星を喫した。

 役割は全うした。試合前まで2勝0敗と好相性の中日打線を粘り強く打ち取ったが、初回先頭の福永には9球を擁し「ファウル、ファウルで球数もかさみましたし、粘り負けた感じですね」と冷静に分析した。5回で94球。それでも6回以外は毎回走者を背負いながら最速151キロを計測した直球にカットボール、フォークなどで的を絞らせず、今季7度目、3試合連続のハイクオリティースタート(HQS=7回以上自責2以下)。阿部監督も「責められませんね。ナイスピッチング」とねぎらった。

 チームトップの7勝を目指し、燃えていた。1日はG球場での練習後、松本へ出発しようとする際にすれ違った戸郷に「抜いたるで~!」と宣言。2学年下のエースと切磋琢磨(せっさたくま)し、「戸郷の背中を追いかけていきたい」と語る。現在はともに6勝。7勝目をつかむことはできなかったが、“ライバル”の存在が相乗効果になっている。「次は粘り強くいきたい」と背番号19。エース格が担う火曜日を託されている自覚を胸に、次は勝利をもぎ取る。(水上 智恵)

【巨人記録室】得点圏で被弾も2年ぶり2本目

 山崎伊(巨)が5回に逆転2ランを浴び敗戦投手になった。

 今季、山崎の走者得点圏は、63打数9安打の被打率・143と低い投手だが、この日は4度の走者得点圏のうち、走者二塁で本塁打を打たれた。山崎の被本塁打は今季3本目で、通算19本。年度別の被本塁打による失点をみると(〈1〉…ソロ、〈2〉…2ラン、《 》は走者得点圏)

22年〈2〉〈2〉〈1〉《2》〈1〉〈1〉

23年〈1〉〈1〉〈1〉〈1〉〈1〉〈2〉〈2〉〈1〉〈1〉〈2〉

24年〈1〉〈1〉《2》

 走者を置いての被弾は、今季初めてで、昨年は3本あったが、走者得点圏での被本塁打となると、22年7月15日広島戦の初回に走者二塁で秋山に打たれて以来2本目だった。

 走者を置いて本塁打の少ない投手だが、久々に手痛い一発になってしまった。(福山 智紀)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください