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大谷いよいよ30歳!でも伝説はまだまだ続く…イチローも松井秀喜も三十路でキャリアハイ達成

スポーツ報知 / 2024年7月3日 5時0分

ドジャースの球団公式カメラマンのジョン・スーフー氏が大谷翔平を激写。ジョン氏のインスタグラム(@jon.soohoo)より

 ドジャース・大谷翔平投手(29)が、5日に30歳の誕生日を迎える。29歳シーズンの昨季は右肘手術などで9月4日以降は欠場したが、44発で本塁打王。今季もここまで49発ペースで、21年の自己最多46発を上回るペースでアーチを描いている。過去の日本人メジャーリーガーや強打者では、30歳以降にキャリアハイの成績を残した選手が多数。来季復帰する投手としては30代後半で成績を伸ばす例も多く、大谷伝説はまだまだ続きそうだ。

 大谷が30歳になる。ひたむきに野球に向き合う姿やベビーフェース、イタズラ好きな一面などから、どこか“永遠の若手”の印象が強いが、年齢的にはベテランの域に差しかかる。

 30代になるとアスリートとして下降線に入る選手も珍しくないが、大谷にとっては円熟期となりそうだ。10年契約で今季ドジャースに加入後、大谷の真摯(しんし)な取り組みを間近で見てきたロバーツ監督は「翔平は誰よりも自分の体を理解している」と断言。「だから、これからも長く活躍するだろう」と今後もメジャーのトップを走り続けると予測した。

 今季26本塁打、打率3割1分6厘はリーグトップで、62打点も同3位。シーズン49発ペースで21年の自己最多46発を上回る勢いで快音を響かせている。過去の日本人選手では、イチローが31歳になる04年に史上最多262安打。松井秀も30歳を迎えた同年に自己最多31本塁打を放った。30~33歳にキャリアハイの成績を残す選手が多く、今季から数年はメジャーのトップに君臨し続けることが期待できそうだ。

 投手としては昨年9月に右肘手術を受け、リハビリ中。復帰は来季になる。2度目の手術とあって復帰へはいばらの道が待ち受けている可能性もあるが、過去には野茂、黒田、岩隈、ダルビッシュら、30代中盤で好成績を残した投手が多数。若い頃のように力任せの投球とはいかないが、積み上げた経験と技術を生かすことで、打者よりも遅くピークを迎える傾向にあり、来季以降は投手・大谷の進化からも目が離せない。

 日本人選手は20代中盤以降に渡米するケースが多い中、大谷のメジャーデビューは18年の23歳時。二刀流の負担が大きいという未知な側面はあるものの、20年まで登板前後は休養日にするなどコンディションを管理され、先を見据えてここまで歩んできた。「トレーニングは一貫して、年単位で変えるとかということではなくて、10年、20年のスパンで考えてやるもの」と話すように、中長期的な視点に立ってトレーニングを継続。30代も第一線で戦う下地を作ってきた。

 10時間以上ともいわれる睡眠時間の確保や、極力外食を避ける食事管理などだけでなく、最新機器も駆使。キャンプではGPS(全地球測位システム)機能を活用する「デジタルブラ」や瞬発力を鍛える約300万円の機器も使用。グラウンド外では心拍数などを計測するバンドを腕に巻き、練習でもキャッチボールの球速や、スイングスピードを計測する機器を使いこなし、常に進化を目指している。3日(日本時間)からは本拠でDバックス3連戦。3戦目に30歳となるが、大谷のピークはまだ先にありそうだ。(安藤 宏太)

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