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大谷翔平が4打席目に27号逆転2ランでサイクル安打に王手 本拠地ではMVPコールも

スポーツ報知 / 2024年7月3日 13時24分

◆米大リーグ ドジャース―ダイヤモンドバックス(2日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(29)が2日(日本時間3日)、7月初戦の本拠地・ダイヤモンドバックス戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、1点を追う7回無死一塁の4打席目に27号逆転2ランを放った。日本人選手では3人目となるメジャー通算500打点も達成。1打席目に二塁打、3打席目にシングル安打を放っており、サイクル安打に王手をかけた。

 1打席目に左翼への二塁打、3打席目に中前安打を放ち、マルチ安打をマークして迎えた1点を追う7回無死一塁の4打席目。3番手右腕・マルティネスの2球目の89・7マイル(約144・4キロ)を振り抜くと、右翼手は一歩も動くことが出来なかった。打球速度112・0マイル(約180・2キロ)、打球角度37度で高々上がった打球は飛距離433フィート(約132メートル)で右中間席に飛び込んだ。打球の行方を確認すると「カモーン!」と叫んだ。その後本拠地では「MVP!」のコールが巻き起こった。

 1日の休養を経て迎えた7月初戦のダイヤモンドバックスの先発はジョセフ・マンティプライ投手(33)。今季38試合目の登板だった左腕で、3人だけに投げる「オープナー」として起用された。大谷は試合前の時点で今季4打数無安打に抑え込まれていたが、7月初打席だった初回先頭の1打席目は、カウント1―1から内角のシンカーを逆方向にはじき返して左翼線への二塁打。T・ヘルナンデスの適時二塁打で先取点となるホームを踏んだ。

 1点をリードした3回先頭の2打席目は、2番手右腕・ネルソンと対戦し、4球目に自打球を右足つま先に当てて、思わずバットを投げ捨てるほど痛がって、絶叫が響き渡り、トレーナー、ロバーツ監督が駆け寄るほどだった。その後も打席に立ったが空振り三振。5回1死走者なしの3打席目は詰まりながらも中前に落として、5試合ぶりのマルチ安打とした。

 この日は「Japanese Heritage Night」(日本文化ナイター)として行われ、試合前から球場外では太鼓演奏などが行われ、始球式にもミュージシャンの「MIYAVI」が登場して捕手役の山本由伸投手(25)にノーバウンド投球を見せた。

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