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世界級王者・中谷潤人が米国合宿から帰国「可能性は無限大、です」 大谷翔平のホームランにも刺激

スポーツ報知 / 2024年7月3日 15時42分

ポーズをとる中谷潤人(左)とアンソニー・オラスクアガ(カメラ・中島 傑)

◆プロボクシング ▽WBC世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・中谷潤人―同級1位ビンセント・アストロラビオ▽WBO世界フライ級(50・8キロ以下)王座決定戦12回戦 同級2位・加納陸―同級3位アンソニー・オラスクアガ(7月20日、東京・両国国技館)

 WBC世界バンタム級王者・中谷潤人(M・T)が3日、強化合宿先の米国ロサンゼルスから帰国した。同日にWBO世界フライ級王座決定戦に臨むジムメートのWBO世界同級3位アンソニー・オラスクアガ(米国/帝拳)と一緒に羽田空港に到着した中谷は取材に応じ、同級1位ビンセント・アストロラビオ(フィリピン)との初防衛戦に向けて「充実した練習が積めて、自信を持って帰ってこられた」と手応えを口にした。

 中谷は2月、アレハンドロ・サンティアゴ(メキシコ)に挑戦して6回TKO勝ちで王座を奪取。世界3階級制覇を達成した。初防衛戦に向けては、5月23日に渡米。15歳の時から練習に励んだロサンゼルスで、名トレーナーのルディ・エルナンデス氏の指導のもと、スパーリング中心のメニューを実施。約90ラウンドを重ねた。最長でも1日8ラウンドと、今回は実戦練習のラウンド数が少なかったが、そのぶん、サンドバッグ打ちにも重きを置いた。

 「しっかりと、力強いパンチを打てるように。倒すパンチはタイミングでもあるんですが、相手が嫌がるところにパンチを振っていくことを意識した」と中谷。アストロラビオは元世界2階級制覇王者ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)に判定勝ちした経験があるなど侮れない相手だが、老舗専門メディア「ザ・リング」が認定するパウンド・フォー・パウンド(階級を超えた最強ランキング)で10位と、2位の井上尚弥(大橋)とともにランキング入りするネクスト・モンスターはKO勝ちでの初防衛に照準を定める。

 今回、Tシャツには「LIMIT IS THE SKY」の文字が、愛称を示す「愛の拳士」のイラストとともにプリントされている。「可能性は無限大、という意味。そういうところを感じ取ってもらいたい」とさらに強くなった中谷潤人を示すつもりだ。

 今回の米国滞在中にはオン・オフの切り替えをするため、リフレッシュする時間も設けた。大リーグ・ドジャースの試合を2試合観戦し、6月中旬の試合では大谷翔平投手のホームランも直接、見ることができた。「大谷選手のユニホームを着ている人がたくさんいて、登場するだけで盛り上がる。ホームランの歓声はすごかった。海外で活躍している人を見ると、海外でいいパフォーマンスが出せるような選手になりたいと思う。リングに上がっただけで会場が盛り上がる選手になれれば」と大谷の活躍に大きな刺激を受けていた。

 戦績は26歳の中谷が27戦全勝(20KO)、27歳のアストロラビオが19勝(14KO)4敗、26歳の加納が17勝(8KO)3敗1分け、25歳のオラスクアガが6勝(4KO)1敗。

 試合はPrime Videoで生中継される。

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