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【巨人】前橋で凱旋登板の井上温大が勝ち投手の権利 両親や同級生ら観戦の中、5回無失点の好投

スポーツ報知 / 2024年7月3日 19時48分

凱旋登板で投する先発・井上温大(カメラ・岩田 大補)

◆JERA セ・リーグ  巨人―中日(3日・前橋)

 群馬・前橋商出身の井上温大投手がプロ初の凱旋登板で先発。4点の援護をもらい5回まで3安打無失点の好投で勝ち投手の権利を得た。

 前橋出身の井上は父・典之さん(50)、母・友理子さん(51)、兄・唯人さん(26)を始めとする親戚、高校時代の同級生など多くの知り合いが観戦に訪れる中、1回、2者連続空振り三振でスタート。2死から細川成也外野手に左前打、カリステ内野手には中前打され一、二塁のピンチを背負ったが、板山祐太郎外野手を空振り三振に打ち取った。2回、3回、4回は3者凡退。5回は2死から安打を許したが後続を抑えた。

 打線は3回に3点を先制した。泉口友汰内野手が先頭で四球を選び、井上温大投手は3バントで送りバントを決め1死二塁。丸佳浩外野手は二塁強襲安打でつなぎ一、三塁とし、吉川尚輝内野手は見逃し三振に倒れたが、ヘルナンデス外野手が中日の先発・涌井秀章投手から左翼スタンドに運ぶ5号3ラン本塁打。凱旋登板の井上に3点をプレゼントした。

 5回も先頭の泉口が右翼線二塁打で出塁すると、井上は2打席連続できっちり送りバントを決め1死三塁とし、ここで涌井が降板。2番手で左腕・福敬登投手が登板し、丸は四球、吉川は右犠飛を放ち1点を追加し、リードを4点に広げた。

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