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プロ入り最長8回無失点の巨人・井上に、辛口のレジェンドOBが「内野ゴロを打たせる省エネ投法」の勧め

スポーツ報知 / 2024年7月4日 5時5分

阿部慎之助監督(右)に出迎えられる井上温大(左)(カメラ・岩田 大補)

◆JERA セ・リーグ  巨人6―1中日(3日・前橋)

 井上は初回のピンチを抑えたのが全てだったな。三振も5回までの時点で自己最多タイの7個取った。見事なピッチングだったよ。

 しかし、勘違いするなよ。三振を取るよりも、キミが目指さなければいけないのは、10球で抑えた3回の投球だ。9番、1番、2番を二ゴロ、投ゴロ、三ゴロに抑えた。地味だが、これだよ。

 投手にとって、三振を取るのは確かに快感だ。だが、三振を取るためには球数を多く投げなければいけない。スタミナに不安があると言われるキミにとっては、いかに球数を少なくしてスタミナを温存しながら、長いイニングを投げるかが今後のテーマになる。

 自己最長の8回まで投げられた。なぜ、こんな投球ができたか。球を低めに集められたからだ。中日の打者が早打ちをしてきたのは、打てそうな球が来るから。しかし、打てそうな球がそこから少し変化する。そして低めに集まる。6回のピンチにカリステを三ゴロ併殺に取った球などもまさにそれだったな。

 三振は付属品。そう考えることが大事だ。低めを意識して、内野ゴロを打たせる。そんな投球が常にできれば…。俺がイメージしたのは、右と左の違いはあるが、阪神の才木だ。

 最後に。9回まで投げさせてやりたかったな。でも、これは俺の欲か。(スポーツ報知評論家・堀内 恒夫)

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