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【阪神】安藤統男さんが語る名将の共通点 岡田彰布監督と藤本定義さんはともに投手起用がうまい

スポーツ報知 / 2024年7月4日 5時0分

阪神の練習を見学した安藤統男さん㊨と岡田彰布監督(23年3月)

◆JERA セ・リーグ 広島1―2阪神(3日・マツダスタジアム)

 阪神OBの安藤統男さん(85)=スポーツ報知評論家=が岡田監督の阪神の監督最多となる514勝に祝福のメッセージを寄せた。藤本定義監督時代の1962年に入団し、岡田監督とも指揮官と選手として接した安藤さんが、名将2人の共通点や秘話を明かした。

 かつてはお家騒動も多かった阪神では、なかなか長期にわたって指揮を執る監督がいない。そんななか、岡田監督は514勝に到達した。素晴らしいことだ。

 第1次政権でもJFKを確立したように、岡田監督は野手出身にもかかわらず、投手起用がうまい。先発ローテの組み方や継投のタイミングが実に的確だ。振り返ると、私の入団時の監督だった藤本定義さんも同じ早大出身で、投手起用にたけていた。

 藤本さんは村山さん、小山さん、バッキーら先発ローテ順を崩すことなく、主力野手もほぼ同じ打順で起用するなど、確固たる信念を持っていた。個人的に忘れられないのは入団1年目の1月の合同自主トレだ。甲子園の外野を走っていると、急に呼び止められた。「うどんが走っているみたいだ。背番号を交換しろ!」。当時、67キロだった細身の私は、契約時にもらった背番号「1」が「9」に変わった。

 岡田監督もオーソドックスな起用、采配を好む一方で、ひらめきや独特のアイデアに優れている。昨年の日本シリーズ第4戦のピンチで復帰したばかりの湯浅を投入したのは典型例だ。流行語大賞に輝いた「アレ」、オリックス時代のT―岡田の登録名変更など、ユニークさも持ち合わせている。

 今季も貧打にあえぐチームにムチを入れながら、粘り強く優勝争いを繰り広げている。歴史的な混戦でこそ、岡田監督のタクトは輝くはずだ。これを通過点に、どんどん記録を伸ばしてほしい。(スポーツ報知評論家)

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