「一生に一度しかない」巨人・井上温大の母・友理子さん「またこの球場で」夢を叶えてくれた息子の凱旋勝利に感慨

お立ち台で笑顔を見せる井上温大（カメラ・宮崎　亮太）

◆ＪＥＲＡ　セ・リーグ　 巨人６―１中日（３日・前橋）

　巨人・井上の凱旋勝利を父・典之さん（５０）、母・友理子さん（５１）、兄・唯人さん（２６）が現地で見守った。息子の雄姿を球場で見届けた両親がスポーツ報知の取材に応じ、喜びの声を届けた。（取材・構成＝水上　智恵）

　母・友理子さん　地元で投げられるなんて、もう、すごい。なんて表現していいかわからない気持ちです。高校最後もこの球場だったので、変に力が入らないといいな、と思って見ていました。

　温大はこの球場の近くの小学校に２年時に引っ越すまで通っていました。球場の裏にある河川敷を使って練習したりしていたので、それがまたプロになってこの球場で投げていると考えると感慨深い気持ちでいっぱいですね。

　（入団してから）けがが多くてその時はもうこの先はダメかな、とか、その時はまさかこんな日が来るとは思えませんでした。地元で先発できる今日の巡り合わせは本当にすごい。一生に一度しかないと思って私たちも応援に来ました。

　本人はいつかジャパンのユニホームを着たいって言っていたこともありました。そういう夢を今後、かなえていってもらいたいと思います。