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池田勇太、顎偏位症の手術からツアー2戦目で66の好発進「少しずつ振れるようになってきた」

スポーツ報知 / 2024年7月4日 12時56分

9番、バーディーパットを決めて、ギャラリーの声援に応える池田勇太 (カメラ・馬場 秀則)

◆報知新聞社後援 男子プロゴルフツアー 今季メジャー第2戦 日本プロ選手権 第1日(4日、岐阜・富士C可児C志野C=7164ヤード、パー71)

 ツアー通算21勝で2009年大会王者の38歳・池田勇太(フリー)が7バーディー、2ボギーの66で回り、5アンダーでトップと1打差の暫定4位につけた。後半の8、9番を連続バーディーで締め「上がりは良かった。それが1打、2打大きかった」と表情を緩ませた。

 22年から悩まされた「顎偏位症」の手術を今年3月に受け、今季はミズノオープン(5月、47位)以来、レギュラーツアー2戦目。6月には下部ツアー2戦に出場した。状態について「少しずつ振れるようになってきて、思うような距離が出せるようになってきた。ミズノの時は制御して、打つ力は6、7割。今は8、9割まで打てるようになってきた」と手応えを口にした。

 手術の後は、肩が2センチ下がり、腕は3センチ伸びていたという。パターの長さを短くするなど、これまで調整を重ねているが、今回も「細工をした」とアイアンのグリップをバックラインのないタイプのものに初めて替えたと明かした。

 「今までの打っていたフィーリングとは180度違うので、クラブ選びも難しい」としながら、「アイアンショットがかなり良かった」と語った。アプローチ、パターの小技については「術後の感覚でかなり苦労している」と、まだ手探りの状態だといい、現状を見つめた。

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